何か新しいこと、やったことがないことをする時、抵抗が出て来ます。
「めんどう、、」
「やったってダメ、、」
「やりたくない、、」
私もそうです。かなり頻繁に、「めんどくさい、」、が出て来ます。
母方の実家は田舎の農家でしたが、何か重い空気が漂っていたことを思い出しました。
何か新しいことに挑戦したり、目立つことを嫌う雰囲気がありました。
人は、みんな良い人ばかりなのですが、、息苦しいような重い田舎の空気がありました。
中学生の頃、当時大人気になった「宝塚歌劇団のベルサイユのバラ」に、私は憧れていました。
歌や踊り、華やかなレビューの世界のとりこになっていました。
そして、ある時、母にこう言いました。
「お母さん、私、宝塚に入りたい、、」勇気を振り絞って告白したのに、、
「なにを馬鹿なこと言っているの、」と、一笑され、
私はそれ以来、本当の気持ちを言わなくなりました。
そのときのことが、どうやら私の中に根深く残っていたんです。
認めてもらえない悔しさ、悲しさが、いつしか、自分を否定する形で残ってしまいました。
その思いを今日は全て吐き出してみました。
「お母さん、何で最初からダメだって言うの?私がやりたかったら、やってごらん、って応援して欲しかったよ。やりたかったら、失敗してもいいから挑戦してごらん、って言って欲しかったよ。
でもお母さんはいつでもダメダメばっかりで、お母さんがすすめるのは、公務員とか税理士の事務員とか、地味で全然面白くない仕事ばっかりだったよね。そんなの、私全然興味ないのに、どうして私のことをもっと分かってくれなかったの!」
延々、30分ぐらい一人文句を言っていたでしょうか?
こんなにも内側に不満が残っていたとは、、、我ながら驚きでした。
この蓄積された不満が、、
「やったってダメ、めんどう、、」って、否定的なエネルギーを増大させていた気がします。
そして母も、祖母も、祖先がみんな感じてきたものでもあったんですね。
昇華です。