「喜びから人生を生きる」アニータ・ムアジャーニ著
ご存知の方も多いかもしれませんが、末期のガンで死の世界に入ったアニータが、実際の臨死体験から得た生へのメッセージが書かれています。おススメです!
アニータは自分のガンが、幼い頃から自分がいつも感じていた「恐怖」が作り上げたものだと気づきました。死の世界は、恐ろしいものではなく、愛に溢れ、ジャッジも罰もなく、ただ無条件の愛に溢れた素晴らしい世界だったといっています。そして、世界は時間や場所といった区別も無く存在し、自分の人生は、大きな一つのたピストリーのようなもので、人生で出あった全ての人や出来事がその織物のなかで複雑に相互し完全なものを作り上げていました。
ただ、あるがままに生きればいい、ポジティブになる必要もない、ただ自分を表現して生きる事が大事だった、、と言っています。
無条件の愛を瞬時に体験したアニータは、自分が愛から生きる決心をした時、
自分の肉体を蝕んでいた体中のガンが、僅か数日で消えてなくなることが分かったそうです。
そして、実際に体中にあったレモン大の悪性腫瘍が全て2~3日で消えたんです。
ありえないような事実です!
私たちは肉体を持って生きています。
それはすなわち、愛と恐れ、その双方を体験し、魂の成長をするためです。
もちろん、臨死体験などといった出来事が全ての人におきるわけでもなく、アニータのように瞬時に全てを理解し、無条件の愛とつながることは難しいことです。
ただ、この本を繰り返し読んでいると、、、私がどのような感情を元に生きていたか、分かってきました。
私の場合は、、自分の大事な人を失った悲しみ、恐れ、そしてそのような苦難を与えられた憎しみ、怒り、、そんな感じがしたんです。
さらに、その感情を見ていくと、、「自分だけを目一杯愛して欲しい」、というエゴの本質がありました。
「愛してほしくて、、仕方がない」、、、そんな思いがいっぱい出てきました。
これ、みんなです。。
周囲を見渡しても、、この思いが強すぎて、、
反対にそのエゴを満足させてもらえないと、、夫婦関係は破綻します。親子関係も同じです。
相手も同じ思いを抱えていますから、、、互いを満足させることなんて、最初から無理だと思うんです。
「愛から生きる」、って簡単じゃないです。
でも、自分の中心が、「愛して欲しい、、自分だけをいっぱい愛して欲しい」、ってエゴだって気づいていたら、、自分のエゴと相手のエゴが戦いあっていることが見えてきます。
もし、見えてこなかったら、、素直に言ったらいいんです。「愛して欲しい」って。
でも、、、上手く言えないんですよね。原因は、意地とかプライドといったもの。
どうでもいいものなんだけど、分かっていても捨て去れない、、分かります。分かります。。。
私たちの本質は、アニータが言う「無条件の愛」だと思います。
でも、こことつながって生きるってことが、簡単じゃないんですよね。
だから、学びなんです。
と、書き終えて、、スーパーまで。
お買い物をしている途中で、、急にこんな言葉が沸いてきました。
「どうせみんな死に向かっているんだし、楽しく生きなきゃ、損ソン!」
あはは、、、喜びから人生を生きる、、、そのエネルギーが湧き出てきました!