長崎2日目、グラバー園と大浦天主堂へ。
坂本竜馬で有名になったグラバーさんを始め、岩崎弥太郎など当時の長崎商人たちを思い出します。
面白いことに、グラバーさんも女商人お慶さんも、長崎商人としての栄華を極めた後に、様々な事情で没落しましています。
グラバーさんは事業の失敗後、岩崎弥太郎に助けられました。
お慶さんは商売取引の中で詐欺に合いますが、自ら責任を取り全財産を失いました。
なんかね、、潔さと、優しさを感じました。
「この時代の人たちって、かっこいいな」って、ね。
天主堂では、コルベ神父の姿絵の前で、動けなくなりました。涙が出ました。
神父の姿からは大きな光が放たれていました。
ナチスの弾圧の中、他人の代理として飢餓牢に入ることを志願した神父は、2週間の飢餓の末、薬で抹殺されました。人間の最も残悪な面と、崇高な面を、共に見せてくれた事件です。
コルベ神父は、人間の姿をした神だったのでしょう、私たち人間が殺しあうその時代に、「愛」の尊大さを教えに来てくださった気がします。どんな人間も、神から生まれた存在です。ヒトラーでもそうなのです。
今、この時、全てが愛になっていく時、
「この世に誰も悪い人はいない」と、コルベ神父も言われている気がします。
「私は、何ができるかしら?」
悟りへの道を、自分を開放する道しるべを、しっかり伝えること、そう思います。