『眠られぬ夜のために①』六月二十七日: | 真田清秋のブログ

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 『われわれはプラトン、アリストテレス、使徒パウロ、ダンテ、ゲーテなどのすっかりわがものにするところまで果たして達しうるかどうか、さらにまた、一体そうすることがどの点から見ても願わしいことか、そして、これらの思想がわれわれの時代の考え方や生活経験よりもすぐれたものかどうか。そういった点に当然の疑いをかけることができる。

 これに反して、われわれはキリストの言葉には完全に同意することができ、その言葉の真実さに完全に心を満たされうるということは、疑いもない事実である。ここにこそ、「キリスト教とは何か」というしばしば持ち出される問いに対する、簡明な答えがあると私は考える。』

 

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