とても悲しい事件でした。
親子を守るため、お亡くなりになった胡友平さん。
本当にお気の毒だし、敬意を表したいです。
自分だったら、咄嗟にそんなことできなかったと思う。
この事件、Chinaでは報道規制がかかっていて、多くの国民は知らないのです。
事実私が教えている人も、まったく知りませんでした。
景気が悪くなると、こういった投げやり人生の人が増えてくる。
非力な子供や女性を狙うので、十分注意しなさいと話したのですが、「そんな事件聞いたことがない」と。(彼女はまだ小学生のお子さんがいる)
「日本人が狙われた」という声もありますが、実際はそうではないようです。
Chinaの経済がすでにズタズタの状態なのは、みなさんもご存知でしょう。
不満はすでに役人にまで向けれていて、地方の役人が殺害される事件も起こっているそうです。
あくまでもSNSを通じて広まっているので、報道はされていません。
もちろん多額の賄賂を要求されたり、理不尽な扱いを受けたり、理由は様々だそうです。
日本では報道されていませんが、地方政府はすでに財政破綻しており、県庁所在地レベルの都市でも、職員の給与が滞っているそうです。
北京では軍人が退職金の未払いで、陳情する騒ぎまで起こっているとのこと。
地方政府は弱そうな人を見つけては、難癖をつけて罰金を取る。
罰金は地方政府の収入になるのですが、警察から役人に至るまでこの罰金の一部を横領したり、罰金とは別に賄賂を要求したり。
企業に至っては、たとえば半年雇うので、社員が会社にお金を支払うという、謎理論が起こっているそうです。
雇ってあげるからお金を払えって、どういうこと?
まぁ、よその国ことで、こっちとは関係ないので知らんですが。
大学院まで出て、就職・・・というか、就職できず宅配サービスでアルバイト。
留学して修士号を取って、就職したのが地方政府の会計係。
(会計係が悪いのではなく、本来は中央のエリートコースに乗ることができるということ)
炭鉱労働者を募集したら、大卒の応募者殺到で競争率100倍とか。
それでもGDP世界2位らしいですね。
・・・まぁ、そういうことにしておきましょう。
こんな状況で、弱者を狙った犯罪者の犠牲となってしまった、悲しい事件でした。
胡友平さんの御冥福をお祈りしたいと思います。