昨晩、というか今朝、「あいみょん ~夢の答えあわせ~」NHKを観ました。
で、思ったことがあります。
というのは高校を中退した理由に関してです。
「歌手になろうかなぁ」と言ったら、「『そんなん考えんでエエから勉強せぇ』ってめっちゃ言われてましたね」と先生が言ったというところがあったが、先生は何をもって言ったのだろうか?
個人的には、あいみょんの親が音楽関連の仕事をしているということを知っていて、言ったのだろうか?
その際に、そんな音楽で食べていくことなんて出来ないって偏見はなかったのか?そんなことを言うやつはオカシイという偏見はなかったのかということだ。
自分の夢を否定したから中退をしたというニュアンスにも聞こえるコメントだが、本当にそれだけなのか?と思ってしまった。
つまり、「歌手になる」「音楽で食べていく」ということに対して下にみるようなところがあったように思う。
音楽を生計としている家族もオカシイということが透けて見えていなかったのか?と思うのです。
それは私が高校時代に思ったことだ。
田舎で育ったので、公務員が一番上で、自営、会社経営は下、それも老舗は別格に上でという変な価値観で物事を言う人が多かった。(うちは会社を経営していた。会社経営=お金に魂を売ったような人間がすることという人もいた。)
一代で会社を興したものを下にみる方も多く、特に公務員関連の一族はそう言っていたように思う。
「会社経営、自営、音楽での仕事なんて下の下の仕事」という思いが透けていなかったのか?ということだ。
だから、親を否定し、自分を否定するような学校からは去りたかったというのが本当の理由ではないか?と思った。
これは私の経験からだ。
でも、高校時代、大学時代にそう思った。
きっと、そういうニュアンスで何気なく言う人が多くいるのだろうと思うのだ。
それをバネに生きてきた、今のあいみょんは素敵だ。私は尊敬の念でいっぱいだ。
あいみょんの人間性は全くわからないが、裏表がないように見えるので、きっと私の直感は当たっているように思う。
学校の先生や公務員の特殊な閉ざされた世界に生きている一族や人々がどれほどのことが分かっているのだろうか?
そんな人の話は聞き流せばいいのだろうが、高校時代はなかなか難しい。
すべての公務員がそうではありませんが、代々そういう人に偏見を持っている人が多いようには思う。
私も自分の生き方を、あいみょんのように実現したい。
この歌が一番いい。
私の高校時代を思い出した。ただ、私の高校時代、「私はこんなことをしに来たのではない。勉強するから話かけないで」と言った私を遊んでいた友達は優しく、みていてくれた。
(その当時私の成績は学校で半分ぐらい。で、東大や京大に行きたいからという理由で上の言葉を発したのだが、一部の人からは、あいみょんと同じようにバカも休み休み言えという感じ。)
彼らがどういう思いで見ていたのかは、私は興味がない。ただ、自分の生き方を貫けたので良かった。
今でも当時遊んでいた時の友達からの連絡はある。そして彼らは社会にでても出世をしている。
今思うのは、彼らと同じようにしていた方が、大手企業に勤めて出世していたのか?と。
でも、私の生き方にはそんなことは出来なかっただろう。
何がいいのか?
あいみょんは、もしかしたら、私とよく似ているのかもしれないと思う番組であった。
10代の時によく聴いた歌 COME BACK TO MY HEART(長渕剛)