久しぶりにちょっと涼しくなりました。
私は、お堀のハスが見頃と知り観察へ行ってきました。
水性植物のハスは寿命が4日くらいで、
開花した花弁は午後には閉じてしまいます。
日本植物生理学会のみんなのひろばのサイトで調べてみると
花の開閉は光や温度によるものではなくて
生物時計による制御なんですって!
観察すると花と葉っぱは別々に生えているようでした。
でも、水中の中ではひとつに繋がっているのかな?
ハスの葉は水をはじく力が強い植物、葉っぱの上には水玉がありました。
そうそう、ハスの葉の研究から生まれた衣服や屋根の撥水力のことを
ロータス効果といいますね。
南堀の一面に蓮の葉が青々として勢いがすごいです!
葉の下から顔を出した膨らんできたつぼみは濃い色をしています。
開花すると淡い色になるのですね。
ハスの花を見ていたら、ふと歌のフレーズを思い出しました。
私が高校生の時に音楽の授業で習った「歌の翼に」の歌詞には、
「見わたす池にハチスにおう」とあるんですが、
ハスの香りは全くしません・・・
大人になって「歌の翼に」の歌詞は色々な訳があることを知り、
月に照らされたハスの花の情景を歌う歌詞を習ったことがあります。
が、実際は夜にハスの花はつぼんでいます・・・
ハスは、どこにもない桃源郷のイメージ、美しい風景を表しているんですね。
高校生の時は詩の意味を理解して歌っていなかったなあ。
美しいけれどせつない歌だったのですね。
インドでハスは国花ですし、
ハスは深い意味を持つ花なんだなあと思いました。
そして、大賀ハスとは、
大賀博士が発見した古いハスの種子は1951年千葉県検見川の泥炭層から見つかった。
ハスの種子は2,000年前のものと報告されているそうです。
普通のタネは1年から2年くらいが寿命と言われているので、
2,000年も種子が生きていることってスゴイですね!