こんにちは、
Arion（アリオン）ランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
先日開催された
「真夏のもみの木森林公園マラソン」。
このレースには、
アリオンメンバーさんもチャレンジされました。
この内、約18キロ（約6キロを3周）の部に出場された方々。
真夏のレースは、初めて。
しかもアップダウンが続くコースということもあり、
「レースにエントリーしたことを後悔した．．．」
と相当不安に感じられている方もおられましたが、
全員無事に完走されました。
（18キロの部を完走されたメンバーの方々と）
タイムもなかなかのもので、
しかも、アップダウンの続くコースを
「歩かないで走りきれた」。
これは大きな自信になったようですね。
特にHさん。
レース直後こそ、太腿にダメージがあったものの
翌日は、
筋肉系統も内臓系統もダメージ感はなく、
早速、翌々日のランニング教室にも参加され、
とてもバランスの良い走りをされていましたね。
Hさんは、
アリオンのランニング教室に参加されて約1年半？
当初は、
1キロを歩くくらいのスピードでも
かなり息があがるようなレベルでしたが、
もう既にフルマラソンを完走できるレベルになってきましたし、
ご本人曰く
「速く走った後でも、すぐに呼吸が整うようになってきた」
そうで、心肺機能も相当向上してきています。
何より、素晴らしいのが、
これまで痛みを訴えられたことが一度もない！！
ということ。
長い間、ランニングを継続していて、
走る量が増えてくるなど
そのレベルが上がってくれば、
ケガをするリスクも高まってきます。
そんな中で、
ケガもなく順調にランニングライフを歩まれている要因としては、
①漸進的（少しずつ）にレベルアップしてきた
②走る以外のカラダづくりも継続的に取り組んでいる
などが考えられますが、
その中でも
「走り方が、カラダにやさしい」
これは非常に大きな要因ですね。
Hさんのピッチ（1分間に着地を刻む回数）は、
ゆっくり走る時でも190くらいで、
速い時には、200を超えることがあるみたいです。
（あくまでもランニングウォッチ上の計測ですが）
効率の良い走りを体現するためには、
「最低180くらいは必要」
と言われていますから、
いかにテンポよく足の回転が行われているかがわかります。
これだけピッチがテンポよく刻めているということは、
①滞空時間
②着地の接地時間
が短いということ。
滞空時間が短いということは、
「無駄な上下動が少ない」。
着地時間が少ないということは、
「地面を蹴らずに弾めている」。
ということですので、
膝などの関節への衝撃も少なく、
ふくらはぎや足底筋などの筋肉への
負担も少なくなるわけです。
今後、更にスピードを上げていくには、
ストライド（歩幅）が広がった中で、
ピッチを保つことが必要になってきますが、
インターバルなどのスピード練習を取り入れていけば
自然と身についていくと思います。
現在、ランニングをしていて、
膝や足首、足の裏が痛い．．．
ふくらはぎが張りやすい．．．
恐らく（必ずと言っていいほど）、
走り方に問題があります。
理想的なランニングフォームの獲得には、
それぞれ個々によって、
取り組む優先順位は変わっていきますが、
「テンポよくピッチを刻めているか？」
これは、一つの基準となりますので、
頭に入れておくといいですよ。
テンポよくピッチを刻めるHさん。
距離が長くなってもへばりにくい走りですので、
春のフルマラソン完走（しかも好記録で）！
その次に続く
ウルトラマラソンに向けてもとっても楽しみです。
Hさんのように
ランニングの楽しむ幅を広げていくためにも
ただ漠然と走るのではなく、
走るフォーム（ピッチ）にも目を向けていきましょうね。
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