乳酸を悪者扱いしないランナーが強くなれる | 「Arion式ランニングメソッド」ブログ 広島

「Arion式ランニングメソッド」ブログ 広島

10000人以上のトレーニング指導から生まれた初心者からでもフルマラソンを完走できる独自のメソッドを時に動画を交えてご紹介。
また、イベントやレース報告など、Arionランニングクラブの活動もご報告します。

こんにちは、

Arionランニングクラブ(広島)代表の

有村尚也です。

 

前回の記事にも掲載しましたが、

 

1/26,27に東京で開催された

 

「NSCAジャパン ストレングス&コンディショニングカンファレンス」

 

に参加してきました。

 

 

(全6コマ。今回は、ランニングに活かせることが多かったので、

 

とても楽しみにしていました。)

 

 

その中で学んだこと。

 

特にランナーに関わることについて2回に分けてまとめてみます。

 

 

今回のキーワードは、

 

・乳酸

 

・ミトコンドリア

 

・糖質

 

です。

 

 

今回のカンファレンスの中で、

 

乳酸の研究の第一人者である

 

東京大学教授の八田先生の講義を受けました。

 

 

以前は、

 

疲労物質と呼ばれていた乳酸も

 

最近の研究では、

 

そうではないことがハッキリしてきています。

 

(まだ完全に認識されてない感じですが...)

 

 

乳酸は、

 

糖を分解する過程で生じるもので、

 

蓄積して疲労を起こすのではなく、

 

再エネルギーとして、

 

使われていきます。

 

 

なので、乳酸がカラダにあるということは、

 

エネルギーを使える状態にあるということなので、

 

運動をすることに対して決してネガティブな状態ではないのです。

 

 

そして、

 

乳酸のいいところは、

 

エネルギー生産工場である

 

「ミトコンドリアを増殖させる」

 

その引き金を引く役割があるということ。

 

(乳酸以外にもミトコンドリア増殖に関わる因子は他にもあります。)

 

 

ミトコンドリアが増えれば

 

脂肪利用能力が高まるので、

 

同じスピードでもより脂肪を使えるようになり、

 

糖の利用を抑えられます。

 

 

体内に蓄えられた糖には限りがあるので、

 

糖を節約できるということは、

 

持久的な運動には有利と言えることができます。

 

簡単に言えば、スタミナが向上するということです。

 

 

では、

 

これまで疲労の悪者として扱われていた乳酸が

 

そうでないとしたら、

 

何が原因で疲労してしまうのでしょうか?

 

 

実は、現時点でこれだ!!ということは、

 

はっきりわかっていないようです。

 

ただ、最近の研究で、

 

筋肉の収縮に関わるカルシウムがリン酸と結合してしまい、

 

カルシウムの出入りが悪くなるから。

 

(筋肉の収縮には、筋小胞体からのカルシウムの出入りが必須)

 

こんなことはわかってきているようです。

 

※ただリン酸説で全てが解明されるというわけでもないようです。

 

 

ここで大事なポイントは、

 

筋肉の収縮に関わるカルシウムの働きには、

 

「糖」が必要であるということ。

 

 

つまり、

 

体内の「糖」が枯渇していけば、

 

エネルギーを作れなくなると同時に

 

筋肉の収縮が悪くなるということです。

 

 

マラソンの後半に脚が攣るのも

 

このあたりで説明がつきそうですね。

 

 

では、

 

ランナーはこの知識をどう活かしていくべきなのか?

 

 

一つは、

 

「乳酸を出すような刺激を入れるトレーニングを行う」。

 

乳酸を分泌させるには、

 

糖の分解を急激に増やすという刺激が必要なので、

 

代表的なところで言えば、

 

緩急を繰り返すインターバルトレーニングは効果的でしょう。

 

ただ、なかなか単独でインターバルをするにはハードルが高い...

 

という方も多いと思いますので、

 

ラスト1キロだけしっかりスピードを上げて走る。

 

とか

 

前半、上り坂を入れて乳酸を出し、

 

その乳酸も活用しながら長い距離を走る。

 

そんなトレーニングも効果的でしょう。

 

 

そして、二つ目。

 

「糖質をしっかり摂取する」。

 

上述しましたが、

 

糖はそれ自体を分解させてエネルギーを生み出すだけでなく、

 

その分解の過程で発生した乳酸もエネルギーとして利用される。

 

それだけでなく、

 

筋肉の収縮を促すためにも必要であるということです。

 

(脳のエネルギー源としても必要です。)

 

 

何かと最近悪者にされがちな

 

「糖」ですが、

 

ランナーにとっては、

 

いかに不足させないで摂取していくか?

 

 

本番のレースではもちろん、

 

日々、質の高い練習を積むためにも

 

とっても大事なポイントですね。

 

 

何となく理解できましたでしょうか?

 

もっとざっくり言えば、

 

米をしっかり食べよう!

 

ゆっくり走るだけでなく、時にはハァハァいうくらい走ろう!

 

ということですね。

 

 

楽に強くなるというのは都合の良い甘い考えですが、

 

効率的に強くなるということは、

 

科学的な裏付けのある知識を活用することで、

 

可能となります。

 

 

皆さんも専門的な勉強となると難しいでしょうから、

 

お近くの専門家からアドバイスを受けながら

 

意味のあるトレーニングを積んでいってくださいね。

 

 

 

僕有村は、インスタグラムで

 

・ランニングトレーニングに関する動画

 

・ランニングレッスンの模様

 

・有村自身のトレーニングレポート

 

などを発信しています。

 

良かったらフォローしてくださいね。

 

●ランニングコーチ 有村尚也 インスタグラム

 

「hisaya arimura」 で、ご検索ください。

 

 

●無料メール講座

 

今からランニングを始めようかなぁ...

 

ランニングをかじっているけど、

 

わたしのやっていることでいいのだろうか?

 

という方は、

 

この無料メルマガも参考にしてください。

 

あなたが

 

ただの走る人から

 

「ランニング美人」になる

 

第一歩になるはずです。

 

「経験ゼロから3カ月で颯爽と10キロ走る ランニング美人になる」

 

無料メール講座

 ↓↓

http://ameblo.jp/kigaru-ex/entry-12008897602.html

 

●Arionランニングクラブ 公式ホームページ

 ↓↓

https://arion-run-club.jimdo.com/

 

●スタジオArion Facebookページ(スタジオ活動に関する情報)

 ↓↓

https://www.facebook.com/arionhiroshima/