こんにちは、
Arionランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
箱根駅伝から学ぶシリーズ第二弾。
今回は、
「.思い込み効果」について。
今年の箱根駅伝は、
気象コンディションが抜群だったにせよ
優勝した東海大学だけでなく、
2位の青山学院大学も大会記録を更新。
また、
2区で日本人最高記録更新。
8区で22年ぶりに区間記録を更新するなど
ハイレベルなレースとなりました。
ハイレベルの傾向は
ここ数年続いており、
数年前までは、
10000ｍ 28分台の選手と言えば
ごくごく限られた選手しかいませんでしたが、
近年では、
当たり前と言えるくらいのレベルになってきました。
要因としては、
科学的なトレーニングが取り入れられるようになったこと。
（以前と比べて、明らかに走りの質やカラダつきが変わってきました。）
中高生のレベルが上がってきたこと。
（これは、好ましいのかどうか評価が難しいところです。）
様々な点が考えられますが、
「俺もやればできる！！」
この心理的効果は大きいなと思います。
自分の身近に
10000ｍ28分台の選手がいれば、
その選手の動きや日常の取り組む姿勢を取り入れれば
「いつか自分も速くなれる！！」
と感じられる。
また、
最初はその選手の練習についていけなくても
だんだんついていけるようになれば
「よし、これならいけるぞ！！」
と光が射してくる。
そして、
同じような練習をこなせるようになってくれば、
「絶対に28分台は出せる！！」
と確信に変わってくるものです。
また、
最初から速かった選手だけでなく、
入部当時は、
ごく平凡なタイムしか出せなかった選手が、
ひたむきな努力の結果、
主要区間を任されるようなっていくプロセスを間近に見ていると
「今は俺もこんなタイムだけど
○○先輩のように積み重ねていけば
成長していける！！」
そんな心理も働いてくるものです。
ちょっと今年の箱根駅伝とは話がそれますが、
停滞気味だった男子マラソン界が、
急に好記録続出になってきたのも
「あいつが出せたなら、俺にも出せる！！」
そんないい意味での
「思い込み効果」は、大きいと思いますね。
これは、市民ランナーにも当てはまって、
身近にサブ4を達成したランナーがいれば、
「こんなフォームになればいいのかな．．．」
と思えるし、
そのランナーから練習方法を聞けば
「それくらいやればサブ4達成できるかな．．．」
と参考になるものです。
それが、
一人だけでなく、あの人からもこの人からも
いろんなランナーの
カラダつきやフォームを観察して、
トレーニング方法も
専門家のアドバイスも取り入れながら
自分流にカスタマイズできるようになれば
「この調子で取り組んでいけば
わたしもサブ4で走れるかも！！」
とカラダの奥の方からモチベーションが湧いてくるものです。
特に
陸上競技の経験どころか
学生の頃からスポーツとは無縁。
そんな方が、
何もわからないところから始めて
自分一人で頑張り抜くことは
至難の業です。
「果たしてこれで走れるようになるの？」
そんな疑心暗鬼のままで取り組むほど
辛いことはありませんから。
だから、
これからランニングを始めてみたい！
ランニングしているけど、
マラソンなんて走れる気が毛頭しない．．．
そんな方は、
「わたしにもできるかも！！」
そう思えるような環境に身を置くことですよ。
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それがあなたの夢を叶える大きな一歩となるはずです。
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