Tunis 27 | Kifak

Kifak

出発時 74kg
今現在 66kg

 

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カテキョ後、2日ぶりにきたよいつもの店。今日はサラダとポテトだけ。店主に「金がないから魚はいらないや」って言うと、「金は明日でもいいんだぞぉ」って言われたけどさ、異国でツケ払いはちょっとねえ...、ま日本でもしないけど。

 

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まあいいんすよ、要は野菜が摂れれば充分だから。この中で群を抜いて貧しい食事だよ俺笑。

 

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90日のノービザ滞在だから、3ヶ月以内に一回この国を出なきゃいけないのよ。一回別の国へ出国してまた再入国するってわけだ。学生としての滞在ビザもあるんだろうが、俺の立場じゃたぶん無理笑。だから、1回目はひと月後にアルジェリアへ、2回目は5月末にフランスへ出国する予定なのだ。


歳の離れた友人がパリに住んでいてね、やっぱ歳上としてはいいカッコもしたいじゃない?パリで人気のラーメンとか食べたいし、凱旋門を眺めながらワイングラスくるくるしたりさ。だから毎日爪に火をともすように小銭を貯金してるの。今日はタバコを買ったから、魚を食べると足が出る、そういうこと。

 

帰宅の道すがら、ある集会を見かけた。

 

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イスラエルのガザ侵攻への抗議集会のようだ。

 

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大通り中央の広場には、イスラエル(パレスチナ)の各地域のパネルが立てられて、そこには、ヘブライ語読みの地名に×印が、アラビア語読みには正の☑︎印が記されている。例えばこれはエルサレムのことなんだけど、

 

アル・クドゥス(アラビア語)☑︎

イェル・シャライム(ヘブライ語)×


ヘブライ語読みの地名は認めません!みたいな。

 

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この地域はイスラエルではなくパレスチナなのだということを再確認させる為だ。世代が変わるにつれ、アラブの中でもパレスチナへの関心が薄まりつつある危機感の表れだろう。


それよりも俺が気になったのはこれ。

 

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イスラエル(パレスチナ)の地図だけど、右上のシリアの国旗がバッシャール・アサド現政権の旗なのは違和感あるなあ。ジェノサイドを非難する集会だけに。

 

というのも、シリア政府は国内に住むパレスチナ人を数千人規模で虐殺してきたし、今も殺し続けてるからね。

 

それに、チュニジア人が14年前にジャスミン革命を起こしたのは、ベンアリ大統領の独裁政治を終わらせて、自由で公平な社会を築くためではなかったか?シリアのバッシャール・アサド政権は真逆だよ。恐怖と暴力で民衆を抑圧する国だから。

 

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この国旗を記していること自体、シリアによるパレスチナ人虐殺を黙殺しているし、自分達が成し遂げた革命をも貶めることになるんじゃないのって思うんだが。


まあでも、コレをこの場で気にしていたら、集会の趣旨から微妙に外れるし(憎むべき主役はあくまでもイスラエル)、話がややこしくなるよなあ、なんて思いもしたり。

 

まあいいか、他人んちの事だし。俺個人が常に関心を持っていればそれでいいんだ。