金曜日、イスラーム教徒の集団礼拝の日。普段は昼夜問わずビール呑客で賑わうこのカフェは閑散としている。基本的にこの曜日はどのバーも酒を提供しない(夜は結構出してる店あるけど)。
スーパーの酒コーナーもこの通り。
この日は、家主と会社を共同経営している、アルジェリア人のイディールからカフェに誘われて、夕方街の中心地に来たのだが、電話をするも通じない。参ったね、彼WhatsAppとかやってないからな。
おかしいなと携帯会社のオフィスで事情を説明すると、スタッフからこう言われた。
「海外から持ってきたデバイスは、ひと月以内にWEB上で登録をしないとロックが掛かって通話出来なくなるよ。2年前に法律で施行されたんだよ。メールが来なかったかい?」
「いや、なんか沢山来たけど見ないで消しちゃったよ」
「ちょっと貸して(なんかチョチョイとイジって)ほら、これ」
「これ何とかしてもらえないかしら?」
「僕は手出し出来ない、自分でやるんだ」
家に帰って頑張って手続きしたよ、面倒だったけど、意外と出来ない作業ではなかった(流石にこれフラ語は今の力じゃキツいので英語に変換した)。2、3日したら復旧するらしいが。
自分の携帯情報を入力するんだが、恥ずかしながらIMEI(識別番号)なんて初めて知った。シリアル番号とは別にそんなものがあるんだ。
まさかこういうことがあるなんてね。こんなのわかる訳ないだろって検索したら、このことが書かれているブログを見つけたよ。ちゃんと調べとかなきゃな。
あとイディールには本当に申し訳なかった。完全に約束をすっぽかした体になってる。後日ちゃんと事情を説明して謝らないと。いや謝るだけじゃ駄目だ、ビールだ!彼が好きなビールをご馳走しよう、3月になっちゃうけど。
片道航空券の件にしても今回の事にしても、"現地に行きゃあなんとかなる"的な甘い考えでいるからこんなことになる。反省しないといけない。