先日、娘(5歳)の学校でFun Runというイベントがありました
Fun Run …楽しい走り
ただのマラソン大会かと思いきやこのイベントの目的は学校の寄付金集めらしい
あらかじめ一周あたりいくら寄付するかを決め、当日子供が走った分だけ寄付をする というもの
値段設定は1ドル 3ドル 5ドル もしくは自分で提示した額で設定できる
一周の距離がどれくらいかはわからない
しかし娘はまだ1番下の学年だしそんなに長い時間走れないだろうからまぁ10周ぐらいかな
設定は2ドルにしてみた
前日学校からの案内メールが届いた
「(寄付金の)目標達成には
あなたの助けが必要です!
もし目標金額に達成した場合、
校長先生が学校全体の前で
silly stringed をするでしょう!!」
silly stringedとはおそらくこれ
私は最初「silly string」を直訳して「馬鹿なヒモ」という曲芸でも披露してくれるんかとワクワク楽しみにしていたらこれでしたわ
なーんやこれか
水で取れるんかな
校長は一日中これで仕事するんかいな
さてFun Run当日のこと
「短っ」
学校の校庭に行くとあっという間に一周できるコースが目の前に現れた
めっちゃ短いわ
オープニングセレモニーがスタート
寄付金を沢山集めてヒモまみれになりたい校長先生と運営スタッフさん👩🦱はノリノリである
👩🦱「それではみんな準備はいい?ミュージックスタートよ」
の合図で校庭に鳴り響いたミュージックは
まさかのQueenさんの
We will rock you
アメリカの子供たちが一斉に
「We will we will rock you」と叫び
手を叩き足踏みをし始める
アメリカのrockな文化は幼少期から叩き込まれるようだ
いよいよRunがスタート
1周目を終えスタートラインに戻るとそこでPTAスタッフさんが子供の背中にマーカーでチェックを入れ走った周が記録される仕組みだ
なんせ短いコースなので5歳の娘もあっという間に10周
全く疲れてなさそうやわ
さらに10周
めっちゃ笑顔やわ
汗もかいてへんわ
さらに10周
え、もう30周?ということは60ドル寄付やんな
そろそろやめてー
なんせコースが狭いので生徒同士めっちゃぶつかって転倒続出 泣く子続出
頑張る娘を応援したい気持ちと
どんどん寄付金が増える複雑な気持ちの間で心がザワつき始める
笑顔で走り続ける娘に私は精一杯の
「水飲みや!水!水!」
水分補給で時間を稼がせる作戦
いつ終わるねんこれ
ここで校長がマイクを手にコースの中央にやってきて叫ぶ
終わりの合図かしら…
校長
「You have a power!!!」
先生一同
「You hava a power!!!」
ちゃうねん
君たちにはパワーがある!!んじゃなくて
寄付金やろ
「you have money」やろ
もっともっと走って寄付してくれ やろ
結局娘は46周走りました 汗
私は急いで寄付サイトの設定額を
2ドルから1ドルに変えました
イベントが終わり、午後娘のお迎えに行くと教室から生徒達が皆「We will we will rock you」と大熱唱して出てきたわ
このイベント、年に数回あるらしい
保護者的には全くFunじゃないわ