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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、イギリスの作家サマセット・モームは、『人間の絆』という作品の中で、
「人生とは、ペルシャ絨毯のようなものだ」
と述べています。
絨毯は、暗い色ばかりだと味気ない。
そうかと言って、明るい色ばかりだと単調過ぎる。
明るい色と暗い色が混ざり合ってこそ、深い味わいのある絨毯が織り上がる。
人の人生も、言うならばそれと同じようなもの。
苦しい体験ばかりだと耐え切れない。
かと言って、楽しいことばかりだと、味気なくて飽きてしまう。
苦しいことや楽しいことを体験してこそ、人の人生だと言える。
しかし、世の中には、
「私には、苦しいことばかりが起こる」
と言われる方がいます。
その人たちは、苦しい体験ばかりをしているのではありません。
苦しいことから逃げようとするために、いつまでも苦しさから逃れられずにいるのです。
また、楽しいことばかりを追い求める人たちもいます。
しかし、残念ながら、追い求めれば追い求めるほど、楽しさを手に入れることはできません。
人の人生とは、決して楽しいことばかりが起こるものではないからです。
むしろ、苦しいことの方が多いかもしれません。
そして、苦しみは、それを乗り越えない限り、いつまでも私たちのそばを離れることはないでしょう。
私たちは、苦しさを乗り越えてこそ、真の幸せを感じることが出来るのです。
楽しさの先に楽しさはありません。
苦しみを乗り越えた先にこそ、本当の楽しみが待っているのです。
私たちが体験する苦しみとは、人が乗り越えるための試練であり、幸せを手に入れるための課題だと言えるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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