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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、心理学者のゴードン・W・オールポートは、成熟した人格の基準を次の6項目にまとめました。
①自我の拡張
②他人に対する温かい関係
③情緒の安定
④現実認知と技能
⑤自己客観化
⑥人生観の確立
そして、これらを人間として達成すべき努力目標だとしました。
自我の拡張とは、自らの関心を自己だけでなく、いかに他者や周囲に広げていけるか、ということ。
他人に対する温かい関係とは、まさに他者への共感。
現実認知とは、偏りのないバランスのとれた現実認識のこと。
そして、自己客観化とはメタ認知。
つまり、意識を有効に使うことによって自己に気づくということです。
また、仏教では、『老い』とは、『生ふ(おう)』。
つまり、『成熟すること』を意味するそうです。
かつて、ゴータマ・シッダールタが、自らの命が余命いくばくもないことを悟ったとき、
「わが齢は熟した」
と語ったとされます。
私たち人間は、誰しも生まれたときから死に向かって生きていきます。
しかしそれは、決して老いるということではなく、成熟した人生を全うするということではないでしょうか。
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