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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、『恐怖という間違った子育て』と題して、恐怖による教えの弊害について書きました。
(記事の詳細は→コチラ)
恐怖による教えは、ただ子どもの恐怖心を煽り強調するだけで、何の教えにもなっていないのです。
先日の記事にも書いたとおり、
「悪いことをしたら地獄に落とされる。
そうなりたくなければ、良いことをしろ」
という教えは、言い換えれば、
「悪いことをしたら地獄という恐怖が待っている。
その恐怖から逃れたければ良いことをしろ」
という意味になります。
つまり、これは、ただ『恐怖』を強調するだけでなく、「恐怖とは逃れるべきものだ」という意味にもなってしまっているのです。
本来、人生における恐怖とは、逃れるべきものではなく、立ち向かう必要のあるもののはずです。
しかし、このことが、この教えからは欠落してしまっているのです。
私たちは、常日頃から、『悪いことをしたら地獄に落とされる』ということに限らず、何ごとにつけ、
『〇〇したらこんな悪いことが起きる。そうなりたくなければ、△△しなさい』
というような恐怖を煽る教え方を子どもたちにしています。
このことが、子どもの人生における恐怖を強調することになるのです。
そして、それと同時に、その恐怖から逃れるための行動をしろ、と教えてしまっているのです。
それこそが、恐怖から逃れるための自己欺瞞に結び付いてしまうわけです。
そうして、私たちは、人生の課題という恐怖から逃れるために自己欺瞞を演じているのです。
それゆえ、自分自身の自己欺瞞に打ち勝つためには、人生の課題に対する恐怖と向き合う必要があります。
それには、『勇気』が必要です。
私たちは、本来、この『勇気』を持って生まれてくるのですが、
先にも示したとおり、子どもの恐怖心を煽り、人生における恐怖を強調する教えを続けているうちに、子どもたちはその勇気をどんどん失ってしまうのです。
その結果、その恐怖から逃れようと自己欺瞞を演じるようになっていくのです。
それゆえ、『勇気づけの子育て』とは、この人生の課題に対する『勇気』を子供たちから奪わないようにする子育てのことなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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