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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、先日、『人が変わるとは』と題して、
人が変わるとは、周囲の人たちの反応をもはや気にしなくなることだ、
ということを書きました。
(前回記事の詳細は→コチラ )
ここで、多くの方たちが勘違いをされているのは、社会生活や人間関係の中で問題を引き起こすのは、周囲の人たちからの働きかけや反応、つまり、外部からの刺激だと思われていることです。
私たちは、外部からの刺激を受けることによってその刺激に反応し、
喜んだり、
悲しんだり、
悩んだり、
苦しんだり、
怒ったり、
絶望したりなど、するのだと思っています。
それゆえ、この外部からの刺激が重要なのだと思っているのです。
そこで、この外部からの刺激をなくしてしまえば、自分たちはもっと、平穏な生活を生きることができるに違いない、と思っています。
そのため、相手の行動を変えることに心理学を利用しようとするわけです。
しかし、私たちは、残念ながら、外部の世界に生きているのではありません。
私たちが生きているのは、あくまでも内部の世界、つまり、自分自身が作り出した世界の中で生きているのです。
私たちは、決して現実の世界をそのまま体験しているのではありません。
常に、自分の持っている認知というフィルターを通して、外部の世界を体験しているのです。
それゆえ、今体験しているこの世界は、すべてが、自分自身が作り出している世界だと言えるのです。
私たちは、自分自身が作り出している世界に生きているからこそ、たとえ相手の人が何も言わなかったり行動しなかったりしたとしても、自分勝手に相手の心の中を想像しては、
悩んだり、
苦しんだり、
嫉妬したり、
怒ったり、
落ち込んだりなど、しているのです。
要するに、人間関係において最も重要なことは、外部からの刺激、つまり相手からの働きかけなのではなく、外部からの刺激をどのように受け取っているか、どのように認知しているか、ということなのです。
それゆえ、この受け取り方を変えることができれば、相手からの働きかけなど、何も気にせず生きることができるようになるのです。
人が変わるとは、この認知の仕方を変えることなのです。
残念ながら、私たちは、どんなに努力しても、自分自身の作り出した、この内部の世界から出て行くことはできません。
しかし、努力することによって、この内部の世界を大きく広げることは可能です。
心理学を学ぶとは、この内部の世界を広げることにあるのです。
そうすれば、周囲の反応などもはや気にすることなく、自分自身の人生を幸せに生きることができるようになるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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