心理コンサルタントの白瀧です。
さて、バスケットボールの日本代表に富樫勇樹という選手がいます。
彼の身長は167㎝で、身長が高くないという事実は、バスケットボールという競技をやる上では、大きなハンディを抱えることになります。
そんな彼が、そのハンディを克服し、日本代表として活躍している姿からは、並々ならぬ努力が窺い知れます。
あるテレビのインタビューでアナウンサーが、
「すみません。富樫選手と言えば、どうしても身長のことを話題にしてしまうのですが、」
と恐縮して言うと、彼は、
「却ってうれしいです。人のやれないことをしていると思えるのが、とてもうれしいです。」
というようなことを言われていました。
彼は、スリーポイントシュートが得意なのですが、普通に相手ディフェンスと対峙したのでは、その身長差からゴールが見えない。
そこで、彼は、後ろに大きく下がって、ディフェンスと距離を取ってシュートする方法を思いつきます。
そして、それでもディフェンスが体を寄せてきたときには、素早く相手の横を抜き去る。
小柄な体格ならではのメリットを存分に活かすことによって大きな活躍をされています。
そんな彼の姿からは、
「何が与えられているかではなく、与えられたものをどう使うかが重要だ」
というアドラーの言葉を思い出せさてくれます。
また、身長が高くないという、バスケットボールというスポーツをやる上では客観的に見れば劣等と思われることに対して、
「それでは、自分には無理だ、できない」
と諦めてしまうのではなく、それを克服すべき課題だと捉え、自分の持っているものを活かすための努力を積み重ねている彼の姿は、
以前の記事にも書いた、
「劣等感を抱くことが問題なのではなく、劣等感に対する態度が問題なのだ」
というアドラーの言葉そのものであり、
すべてが自分次第であることを私たちに教えてくれているように思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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