心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちの発する言葉には、その人の無意識の目的が表されているものです。
このブログに寄せていただくコメントの中にも、純粋に自分の考え方を深めるために違う意見を述べようとされているのか、それとも、ただ単に競争して私の上に立とうとされているのか、それがよく分かります。
たとえば、よくあるのが、
「考え方は人それぞれなので、そのようなことは言えないのではないか」
という言葉と共に、自分の意見を述べられている場合。
これは、「考え方は人それぞれ」と指摘している段階で、すべての意見を認めていることになるので、それを基に、他人の意見に反論するのは、矛盾していることになります。
それゆえ、このコメントは、自分の考え方のほうが上なのだということを示そうとしている目的があるのだな、ということが分かります。
私自身も、みなさんからのコメントに対する自分の返事を後から読み返して、「しまったな」と思うことが多々あります。
そして、この目的は、相手の人にも伝わるものです。
たとえば、よく人は、
「あなたのために言っている」
ということを口にしますが、本当に相手のことを思って言っているのなら、その目的は相手に伝わるものです。
それゆえ、その言葉に相手の人が反発するようなら、別の目的が伝わっている可能性があります。
多くの場合、そのような言葉を含む発言には、相手を自分より下に見て、自分の言うことを聞かせようとしている目的があるので、それが相手に伝わり、相手の人が反発することに繋がっているものです。
こんなときには、
「自分の言っていることを自分自身が聞いたとき、どのように感じるか。」
「果たしてそれは、自分のことを思って言っていることだと思えるだろうか。」
そのような視点から、自分の発する言葉を観察してみれば、自分の言葉に隠された目的が見えてくるかもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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