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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、多くの人たちが、他人の意見に反論することを自分の意見を述べることだと思っていらっしゃるように感じます。
これは、私自身も注意すべきことで、どこまでできているか分かりませんが、私自身は、自分の意見を述べることと相手の意見に反論することはまったく違うことだと思っています。
反論とは、大抵の場合、相手の意見の否定や否定的な言葉から入ります。
「それは違う」、「それは間違っている」、「あなたは間違っている」、「○○とは、そういうことではない」などなど。
あるいは、「○○とは、これこれこういうことです」といきなり自分の意見から入る場合もあるでしょう。
これらは基本的に、どちらが正しくどちらが間違っているか、どちらが上でどちらが下か、という争いであり、自分が上に立とうとする相手との競争です。
それゆえ、反論は、水掛け論になることが多く、どちらかが折れるか、その場から去るかしなければ終わらない場合が多々あります。
これに対して、自分の意見を述べるとは、まず相手の意見を肯定することから入ります。
「なるほど、あなたの意見は、これこれこうですね」、
あるいは「あたなは、そのように思われるのですね。よく分かりました」と。
肯定するのは、相手の意見をちゃんと理解しているかどうかを確認するためです。
そして、その上で、
「私は、そのことに関しては、このように思います」
というのが、自分の意見を述べるということだと思います。
それゆえ、お互いに意見を述べるとは、相手の意見を理解しようとする対等な立場であり、お互いの意見を交換するという協力の関係です。
だからこそ、妥協点や解決策を見つけることができたり、自分の考え方を広げることができたりするのだと思っています。
反論し合っても、ものごとを前に進めることはできないでしょう。
相手の意見に反論するのではなく、相手の意見を理解し、その上で自分の意見を述べる。
私自身、そのことが常にできるように気をつけていきたいと思っています。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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