人生の行き先は、いつでも変えられる | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、昨日、人の行動における『原因論』と『目的論』に関し、その違いについてご質問のコメントがありましたので、説明したいと思います。

 

原因論とは、一般的な心理学の考え方で、

 

人の行動は、原因によって引き起こされる

 

というものです。

 

つまり、人の現在の行動は、ある原因によって引き起こされた結果だ、とする考え方です。

 

それゆえ、現在の行動に問題がある場合、それを解決するためには原因を取り去ることが必要だ、ということになります。

 

たとえば、ある人が、朝、寝坊をしてしまい、駅まで急いで走っていたとします。

 

ところが、この人は、普段からあまり運動をしておらず、途中で息切れをし、これ以上走れそうもありません。

 

そんなとき、この問題を解決するには、原因論の考え方からすれば、その原因を取り除くことが必要になってきます。

 

この人が駅まで走っていたのは、寝坊したという原因によって引き起こされたものです。

 

それゆえ、原因を取り除くには、寝坊したことを取り消さなければなりません。

 

しかし、過去の行動を取り消すことはできませんから、この人の問題は、このまま解決できないということになります。

 

次に目的論ですが、アドラーは、

 

人の行動には、必ず目的がある

 

と述べています。

 

つまり、人の現在の行動には、確かに何らかの原因はあるが、しかし、その行動は、原因によって引き起こされたものではなく、その原因に対して何らかの目的を持って行われたものだ、という考え方です。

 

先の例で言えば、この人が走っている原因は、朝、寝坊したことです。

 

しかし、そこには、

 

会社に遅刻しないよう定刻の電車に乗り遅れないため

 

という目的があります。

 

そこで、これ以上走れないという現在の行動の問題を解決するには、まず、

 

定刻の電車に乗り遅れないため

 

という目的を

 

会社に遅刻しないため

 

という目的に変更し、家の人がいるなら会社まで車で送ってもらうなり、タクシーに乗るなりの違った方法が考えられます。

 

あるいは、

 

遅刻するのは仕方がないが、会社に迷惑を掛けないため

 

という目的で、会社に遅刻する旨の連絡を入れることも考えられます。

 

このように、目的論の考え方に立てば、現在の行動の問題を解決する方法を考えることができるようになるのです。

 

私が、目的論の考え方に感銘を受けたのは、このためです。

 

目的論だけが、人の未来を見据えた考え方なのです。

 

アドラーは、言います。

 

「どこから」と問うな、「どこへ」と問え」と。

 

「どこから来たのか」と問うても、答えは一つしかありません。

 

しかし、「どこへ行くのか」という問いに対しては、行き先はいくらでも変えられるのです

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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