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心理コンサルタントの福場です。
会話や議論、討論会をよくよく観察してみると気づくことがある。
その人の態度は、その人の人生の目的、価値の方向に常に焦点があっているということを。
だから、意見を言っているのではなく、ただあなたに勝りたいと思っているだけの場合がある。
そのような人にとって、社会全体、共同体にとってどうなのか?それが正しく善いものなのか、という目的など微塵もなく、常に優位な立場に居たい。勝ちたい。事柄そのものより自分の意思を貫徹することの方が大事だと思っているのです。
これをアドラーは、虚栄心と定義した。
また、こんなことも述べている。
虚栄心は、一跳びで他人の頭を飛び越え、鋭い批判や嘲笑で相手を苦しめることで十分なのである。
他人の価値や意味を攻撃し、他人を没落させることで優越感を作り出すのである。
当然、虚栄心は、自己評価が低いということである。
虚栄心は、現代病であるとさえ思う。
褒めて育て、誰よりも一番になることを善しとした教育が、価値観が、自己評価を低く、より低くするのです。
良い学校に入り、良い会社に就職し、良い配偶者とめぐり逢い結婚し、優秀な子を持ち、立派な家に住み、高級車を持ち、高価な服を着、個としての美を追求し、個として一番になること、勝ることに躍起なのである。
なぜなら人々から賞賛の目で見られ、目立つことが人生の目的だからです。
幸せであるように見せたいのである。
成功しているように見せたいのである。
実際に幸せや成功していることよりも、見せつけることが大事なのです。勝ること、優位な立場にいることが大事なのです。
相手の価値を低減させることが大事なのです。
そして、そのようなものは、いつかは、必ず破綻するのです。
人生そのものが破綻するのです。
虚栄心が強い人は、議論をしているその人の態度をみればよくわかる。
椅子に座る時も、隣の人に邪魔になるくらい、より大きく足を広げ、常に鋭い意見らしきものを言ってはいるが、それは、ただ、相手の価値や意味を攻撃し、勝りたいと思っているということです。
吠える犬のように、怯えているのです。
この社会にとって、共同体にとって、どうなのか?という視点で相手の意見を聴くと、ただ勝ろうとしている人は、意見など言ってはいないことがよくわかるはずです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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