ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昨日、『認識を変える 』という記事を掲載しましたところ、次のようなコメントをいただきました。
相手が、思い通りにならないと機嫌が悪くなる人なので、私が飲み込まないと収まりがつきません。
私は、相手の世界で生きていくしかないのです。
恐らく、同じような経験をされている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
相手の人がわがままだから、自分の方が折れるしかない、と。
しかし、果たして、それで収まりがついているのでしょうか。
対人関係の問題を解決する方法の一つに、『課題の分離』という考え方があります。
つまり、『それは、誰の問題かを考える』ということです。
今回のコメントの例で言えば、思い通りにならないと機嫌が悪くなるのは、誰が解決すべき問題なのか、ということです。
もちろん、これは、コメントをされた方の問題ではありません。
この問題は、あくまでも相手の人の問題です。
そして、その人の問題は、その人本人しか解決することは出来ないのです。
たとえば、子どもが勉強するかしないかは、すべて子どもの問題です。
いくら親が「勉強しろ」と言っても、その問題が解決しないのは、それが子ども本人の問題であって、子ども自身が勉強をする気にならない限り解決しないからです。
今回の場合も同じです。
思い通りにならないと機嫌が悪くなるという問題は、相手の人の問題であって、それを解決できるのは相手の人本人しかいません。
たとえ、コメントをされた方が、飲み込もうが飲みこもまいが、状況に変化はないのです。
残念ながら、何の収まりもついてはいないのです。
何の収まりもついてはいないがゆえに、相手の人は、思い通りにならないたびに機嫌が悪くならなければならないのです。
他人があなたの問題を解決してくれることができないのと同じように、あなたが他人の問題を解決することはできないのです。
それゆえ、私たちができることは、他人がその人自身の問題を解決できるように協力することなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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