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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、子育てにおいて多く見られる親の失敗の一つに『棚上げ主義』があります。
まあ、端的に言えば、「親は、それをやらなくてもいい」と大いに勘違いしていることです。
私たち人間は、社会的な生き物です。
社会の中で他の人たちと協力して生きていくためには、当然のことながら、ある種のルールが必要になってきます。
それは、家庭も同じことです。
家庭は、言わば小さな共同体です。
その中で家族が協力して生活するためには、その家庭に応じたルールがあるはずです。
子どもたちは、家庭におけるルールを学ぶことによって、この社会にはルールがあること知るようになるのです。
親は、そのために、子どもにさまさまなことを言います。
「ああしなさい」
「こうしなさい」
「あれをしてはいけない」
「これをしてはいけない」
などなど。
しかし、自分たちがそのルールを破って子どもたちに突っ込まれたときには、
「私たちは、もう大人だからやらなくてもいいの」
とか、
「私たちは、関係ないの」
など、まったく意味不明な言い訳をしたり、あるいは、
「屁理屈を言うな」、
「口答えするな」
などと怒鳴ったりすることになります。
これでは、子どもたちにルールを守ることの大切さが伝わるはずがありません。
子どもに伝わるのは、親の理不尽さであり、一貫性の無さです。
そして、子どもたちは、その親の一貫性の無さを攻撃し、自分たちの思い通りにものごとを進めようとします。
それゆえ、親は、子どもの行動にイライラし、結局は、いつも怒鳴ることになってしまうのです。
子どもたちは、親の言うことを聞いているのではありません。
子どもたちは、親の行動を見ているのです。
そして、そこからさまざまなことを学習しているのです。
親が自分のことを棚上げしているのなら、子どもが学ぶのは、ルールを守ることではなく、自分も棚上げすることなのです。
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