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福場です。
アドラーの理論で、”人の行動にはすべて目的がある”というものがあります。
もし、問題あるならば、行動のその目的にあると考えるわけです。
そして、対人関係においては、それぞれ目的を持って対応する関係にあるということです。
たとえば、母親から”子どもが朝起きなくて困っている”という相談に対して、カウンセラーは、どのような質問をするのか?
子供さんは何時に起きるんですか?
子供さんは何時に寝るんですか?
という質問をしません。
これは、聞いたところで意味がないからです。
なぜなら、子どもの行動の目的を予測できる情報を得れないからです。
”子供さんが朝起きなかった時に、あなた(お母さん)はどうしてますか?”と聞きます。
もし、”起きなさいと何度も声をかける”という対応なら、子どもは注目を得ようとしているかもしれません。
あるいは、親をコントロールしようとしているかもしれません。
つまり、親の過保護と子の注目、相手をコントロールする等の目的の関係が出来上がってしまっているのかもしれません。
ここで、いったん親の過保護を止めてみてば、子供はどのような行動に変わるのだろうか?
すぐには変わりませんが、おかしい今までのやり方で通用するはずだと、どんどんエスカレートするかもしれません。しかし、大丈夫です。
目的が得れないと思えば、行動を変えてくるでしょう。
これが学習です。
そして、いずれ”何で起こしてくれなかったんだ!”と起きてくるかもしれません。
その時に”おはよう”と声かければいいでしょう。
”自分で起きてくれて助かるわ”と言ってもいいかもしれません。
いずれにしろ、子どもの行動の目的を明らかにし、その目的に自ら気づき、これが学習する機会となるでしょう。適切な行動を学ぶための第一歩だと思うのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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