最近の報道に思う | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。


さて、つい最近まで、日テレ系のテレビ局で、グラチャンバレー(正式名『ワールドグランドチャンピオンズカップ』)が放送されていました。


日本の女子は、銅メダルを獲得しましたが、男子は、残念ながら、1勝もすることができず、全敗という悔しい結果に終わりました。


そんな中、確か、男子が2敗して迎えた第3戦目の試合の放送だったと記憶しているのですが、冒頭でアナウンサーが次のようなコメントをしていました。


「ここまで男子は、世界の高い壁に阻まれ、力を出し切れずにいます。」


高い壁とはバレーでのブロックのことを意味していますが、


「おかしなことを言ってるなあ」


と思ってしまいました。


ブロックとは、相手の攻撃を防ぐバレーの常套手段であって、攻撃する側は、それをいかに掻い潜ってアタックを決めるかということが必要になってきます。


それゆえ、相手の高い壁にいかに挑むかが、そのチームの実力であって、それが阻まれたということは、そのチームに実力がないということを意味しています。


現に女子は、世界の高い壁に果敢に挑み、銅メダルを獲得しています。


それだけ力があるということです。


これを野球に譬えるなら、


「相手投手の剛速球に阻まれて、力を出し切れずにいます」


ということになりますが、これっておかしな話ですよね。


また、話は全然変わりますが、先日、病院での新生児の取り違えが60年経って発覚するという事件がありました。


裁判では、病院側が男性に慰謝料として3,800万円の支払いを命じるという判決が出ました。


もちろん、彼の無念さは、お金で解決できるものではありませんが、彼の置かれた境遇を思うと、


「この金額では、少し低すぎるのではないか」


などと思ってしまいます。


この報道の中で、男性が、取り違えられたもう一人の男性に対してコメントをしていました。


おそらく、記者会見で、どこかの記者が質問したのだろうと思います。


男性は、


「相手の男性を憎んではいない。相手も同じ被害者なのだから」


と発言していましたが、他にどのように発言することができるでしょうか。


「憎んでいる」


とでも言って欲しかったのでしょうか。


相手の男性は、この男性の言う通り、あくまでも同じ被害者であって、この問題の本質とは全く関係がありません。


これは、単なる野次馬的発想に過ぎません。


このような質問をすること自体、問題の本質をまったく理解していないことの現れであり、男性に対する配慮や取り違えられた二人の人たちに対する共感能力の欠如を物語っています。


このことに限らず、日本の報道は、常に、問題の本質をまったく理解できておらず、どうでもいい枝葉末節ばかりに囚われて大騒ぎしていることが多いように思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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