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心理コンサルタントのふくばです。
前回記事・・・人を怒らせる心理について
前回記事の続きです。
どうして人は喧嘩するようなものの言い方をするのでしょうか?
たとえば、夫婦喧嘩でも、友人との喧嘩でも、
ものの言い方で喧嘩となります。
動物は恐怖を感じればそれに対して、身を守ろうとします。
つまり、闘うか、逃げるかです。これは本来人間も同じです。
ここでいう”恐怖”とは、生命の危険を感じるということであり、
自己保存の本能によるものです。
しかし、人間の場合はどうでしょうか?
(共同体からはぐれる恐怖=生命の危機、これが本来のもの)
たとえば、仕事から帰宅した旦那さんから「なんで部屋がこんなに散らかっているんだ。
一日中家にいて、(おまえは)何をしていたんだ(掃除ぐらいできるだろう)」と言われたとしましょう。
この言葉(たとえ口調が厳しくても)=生命の危険とは、到底思えないと思います。
しかし、奥さんは、おそらく反論をするでしょう(少々感情的に怒って)。
その言葉を聞き、旦那さんも、おそらく反論(少々感情的に怒って)、
俺は仕事で疲れているんだ、誰の為に働いている的なことを言えば、もう喧嘩勃発です。
気づきの思考法では、
すべての人は、(自分自身の)価値に対する問題を抱えていると考えています。
だから、価値を下げられることに人は恐怖を感じるのです。
(この価値が下がるというものは、事実ではなく、主観的なものです。いわゆる現象学的にです)。
恐怖を感じると、闘うか、逃げるかという自己保存の本能で行動をしようとします。
そして、すべての人間の行動には目的があり、その行動の目的は、場(共同体)への適用努力である。(アドラー心理学の対人関係論による)
夫婦喧嘩ということで、夫婦の関係を創っているということです。
これは、職場で嫌味をいう人は、嫌味をいうことでその場に存在(関係を持つ)しようとしているというのです。
暴力をふるう人は、暴力をふるうことでその場に存在(関係を持つ)としょうとしているということです。
これは、不登校でも、優等生でも不良でも同じです。
そのような態度(行動)で、その場(学校)に存在しよう(関係性を持つ)としているわけです。
だから、学校を卒業してしまえば、もう学校という場が存在しないわけですから、関係性も消滅するわけで
優等生を続けか?不良を続けるか?はあらためて自身が学習した範囲で、あらたに目的をもって行動を選択するわけですから、変化が見られるのです。
(学校にいる間だけは、バカやってたけど、卒業してまで続けたらバカでしょうという不良少年のようなものです)
これは1つは、
学習不足によるものです。
つまり、そのようなやり方以外に知らない、知識、経験がないからだと考えるのです。
もっとうまくやるやり方をしらない、たとえば協力することをおぼえれば、その方が人間関係をもっとうまくできる経験することで改善するという考えです。
認知行動療法をするということです。
ただ欠点は、そのことについては改善するが、根本的な改善ではないため、他に応用がきかないことです。
たとえば、高所恐怖症であれば、高い所での恐怖症を改善することはできても、その人が抱えている他の問題までは改善しないということです。本質改善ではないからです。
そして、私たちが提案している方法は、それをもう一歩すすめています。
なぜなら、主観的に(現象学的に)、価値が下げられたという認知が起こる限りにおいて、人は協力するという行為そのものの適用努力がかなり困難だからです。
自覚していることと=気づいていることは本質的にまったく異なるからです(ブログ犯罪という欺瞞の白瀧のコメントにも書いています)。
関連記事:犯罪という欺瞞
つまり、なんで私が、あんな奴(相手が悪い)に協力をしなければならないのか!となるからです(怒り、感情を使うからです)。
認知行動療法と並行して、しなければならないこと。それが私たちが提案している方法です。
自己評価が低い人は、価値を下げる現象に対して(信念系的な目的に沿って)、自己責任を回避することで、自分の能力下げることを回避する自己欺瞞をするからです。
それに気づくための学習と訓練をすることです
(私たちは、気づきの思考法の学習と訓練を提案しています)。
つまりは、自己評価を高めることをすることです(気づきの思考法の学習と訓練)。
つまり、あなたが悪いから私は。。。こんなことに。。。
お互いに、私は悪くないということを言いたいのです。証明したいのです。
これが喧嘩なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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