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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、今日のタイトルを読んで、テレビドラマの話かと思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
まあ少しは、ドラマも関係があるかもしれません。
閑話休題、京大名誉教授の竹内洋氏が、『精神対話論』という本の中で、次ようなことを書かれています。
「渡る世間に鬼はなし」の人生観は、その人のこれまでの人生で、よい出会いが多かったことの帰結であるが、その人が渡る世間に鬼はなしの心がまえをもつことによって、他者にあたたかいまなざしをもって接する流儀となり、他者から好意的反応を得ることにもなる。結果として「渡る世間に鬼はなし」の人生観がより堅固になる。
逆に「渡る世間は鬼ばかり」の人生観をもつ人は、これまで辛酸を嘗めたことによって得られた人生観であろう。そのような人生観をもつことで、他者を悪意ある存在としてみて、身構えて接する流儀となる。そのことによって、他者も当人に対して用心深く、かつ冷たく当たってしまうということも生じる。
したがって、人生観は、自分なりの人生への見方であるが、それが自分のこれからの人生の歩みを決めるという意味があることが重要である。
私たち人間は、自らの意味づけの世界の中で生きています。
それゆえ、周囲の世界に対するその人なりの意味づけが、その後のその人の行動を規定することになります。
「この世界は生きづらい」
という意味づけを与えた人は、それがその人の信念となり、その後の人生の中で生きづらいことを証明する証拠ばかりを探すようになり、生きづらくなるような生き方を自らするようになります。
反対に、
「この世界は素晴らしい」
という意味づけを与えた人は、それがその人の信念となり、自らの好奇心を刺激する素晴らしい証拠ばかりを探し、行動的で何ごとにも挑戦する生き方をするようになるでしょう。
自分がどのような意味づけの世界で生きているかを知ることが出来れば、自らの行動の意味に気づくことが出来るようになります。
【参考文献】
- 精神対話論/慶應義塾大学出版会
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