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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、私たちは、悩みごとや心配ごと、あるいは、イライラすることがあったりすると、夜、眠れなくなってしまいます。
反対に、心が満たされていると安心してぐっすり快適な眠りを手に入れることができます。
このように、人間の眠りは、精神的な活動に大きく影響されます。
そもそも、私たちが起きていたり眠ったりする行為には、サーカディアンリズムと言われる24時間周期のリズムが強く影響しており、このリズムは、脳の奥深くにある『視交叉上核』という部位で形成されています。
そして、このリズムが乱れると、体調を崩したり、不眠になったりします。
最近の研究によれば、このリズムの乱れには、脳内物質である『セロトニン』が影響していることがわかりました。
セロトニンは、睡眠、摂食、性行動、情動行動、体温、学習などに関与する脳内物質で、主に心の安定に大きく関わっているとされ、不足すると心のバランスが崩れ、イライラしたり、落ち込んだりすると言われています。
今回の研究では、このセロトニンが不足すると、どのように体内時計のリズムが崩れ、覚醒と睡眠がうまく機能しなくなるのか、というそのメカニズムがわかったのです。
(この研究の詳しい内容は、コチラ をご参照ください。)
セロトニンは、不規則な生活を続けたり、ストレスに過度にさらされたりすると不足すると考えられています。
そのように考えると、私たちの眠りがなぜ精神的な活動に大きく影響されるのか、その理由がよくわかります。
人がストレスを感じるのは、自分でコントロールできない状況下に置かれたときだと言われています。
たとえば、上司と部下の関係では、部下は、上司の命令に従うという、自分ではコントロールできない状況下に置かれているためにストレスを感じるのです。
では、なぜそのような状況ではストレスを感じるかと言うと、自分でコントロールできない状況では強い劣等を感じるからです。
そして、その劣等にさらされている状況が精神的な負担となるからです。
しかし、私たちが他人の気持ちをコントロールすることができないように、たとえどのような状況であっても、人の主観的なものの見方までコントロールすることはできません。
たとえば、上司と部下という関係であっても、それが尊敬している上司であるなら、そこにストレスを感じることはあまりないでしょう。
あるいは、昨日の記事にも書いた通り、たとえベルトコンベアーでの流れ作業というコントロールできない状況下で働いていても、その仕事にやりがいを見出し、そこからむしろ楽しさを生み出すものの見方もできるわけです。
(昨日の記事は、→コチラ )
つまり、どのような状況下に置かれようとも、自分の主観的なものの見方は、常に自由でいることができるのです。
しかし、そのためには、意識的に行動すること、つまり、意識を自分で統制する必要があります。
そして、意識を自ら統制することができれば、『フロー体験』と呼ばれる人の最適経験を体験することもできるようになるのです。
この続きは、次回に書きます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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