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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、私たちは、残念ながら、すべてのことに注意を向け理解することはできません。
人間が意識の中で判断できること、つまり、注意を向けることができる対象には限界があります。
そのため、自分では気づかないうちに、多くの情報が、自らの傍らを通り過ぎ消え去っていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、その好奇心からさまざまなことに興味を示し、いろいろなことに注意を向けます。
しかし、そのときの周囲の反応やそのときの状況などから、自分が生きていく上で何が重要で何が必要か、ということを学び訓練していきます。
そうして、個人の人格が形成されていきます。
人格には、もちろん、自分がどう生きるべきか、という人生の目標が大きく影響しています。
人格が形成されると、今度は、その人格が、何に注意を向けるか、ということを決定づけます。
つまり、自分の人生の目標に合致する情報には注意が向けられ、人生の目標に合致しない情報は排除されていくようになるわけです。
こうして、私たちは、まずは注意が人格を形作り、やがては人格が注意を形作るというループの中で成長していくのです。
私は、今でこそこうして心理学の必要性を多くの方に広める活動をしていますが、以前は、心理学には全く興味を持っていませんでした。
つまり、心理学という情報は、私の注意の外側にある情報だったわけです。
そして、私も多くの方と同じように、生きるとは苦悩であり無意味なものだと感じていました。
自分が幸せな人生を歩むことなど決してできないと思っていたのです。
それが、精神的にとことん追い詰められ、二進も三進も行かない状態に陥ったとき、友人の影響から心理学を学ぶようになりました。
そうして、心理学を深く学んでいくうちに、その重要性を思い知らされると同時に、自分が幸せになれるかどうかは、すべて自分次第なのだということに気づかされたのです。
つまり、心理学を学ぶことによって、それまでの私は、間違った人生の目標を持っていたために、自分にとって本当に大切なことから目をそらして生きていたということに気づくことができたのです。
もし、あのとき、自分の興味に対する注意の方向を変えることなく心理学を学ぶことをしていなければ、今の私はなかったでしょう。
残念ながら、多くの方たちが、私と同じように間違った人生の目標を持っていらっしゃいます。
そのために、自分たちの人生において本当に大切だと思えるものは、普段、自分が注意を向けていることの外側に存在している可能性があるのです。
そして、自分が注意を向けようとしないために、そのことに気づいていないだけなのかもしれないのです。
それゆえ、好きや嫌い、得手不得手、あるいは、興味があるとかないとか、楽しいとか楽しくないとか、そのような自分の今までの注意を向ける方法でものごとを判断していたのでは勿体ないのです。
むしろ、嫌いなこと、不得手なこと、あるいは、興味がないことの中にこそ、本当に大切だと思えることがあるかもしれないのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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