ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントのしらたきです。
台風17号の接近に伴い、
私のところでも、雨、風ともに強くなってきました。
これから、台風の進路になる地域に住んでいらっしゃる方は、
くれぐれもご注意ください。
さて、先日のことですが、長引く不況により意に反する退職を余儀なくされ、
その後、新しい就職先も見つからず、
現在は、止む無く、アルバイトに励んでいらっしゃる
30代後半の男性の方とお話をする機会がありました。
男性の方は、
「この年で就職活動をするのは、とても辛い。
増してや、自分は何の資格も持っていなければ、これと言ったキャリアもなく、
思うような就職先が見つかるとは思えない。」
という話をされ、現在は、就職活動を断念していると言われました。
また、
「今のアルバイト先でも、なかなか仕事が覚えられず、
却って職場に迷惑が掛かっているのではないか、と思い、
バイトに入る日数を減らしている。」
ということも話されていました。
この男性の方に限らず、このような話はよく耳にするのですが、
残念ながら、ここに、理想主義に陥った人間の弊害、
つまり、理想と現実の自分を比べてはそのことを嘆き、
それを言い訳にして現実から逃避し行動しない、
という自己欺瞞の姿が如実に現れているのです。
確かに、年齢を重ねてからの就職活動は、
若い頃に比べると厳しいものがあるかもしれません。
しかし、厳しいことを言うようですが、
それを嘆いていても、現実は変わってくれません。
増してや行動しなければ、いつまで経っても現状は変わらないままです。
若い人に比べて就職活動に不利な部分があるのなら、
若い人の倍以上の活動力が必要になってくるでしょう。
あるいは、もし就職に有利な資格が何もないのなら、
アルバイトをしながら資格を取得する、という方法もあります。
また、現在のアルバイトにしても、
本当に仕事が覚えられずに迷惑を掛けていると思うのなら、
バイトに入る日数を増やして、
一日でも早く仕事を覚えようとするのが本来の筋道です。
バイトに入る日数を減らせば、
それだけ仕事と仕事の間に間隔が空いてしまい、
仕事の内容を覚えるのに却って時間がかかってしまいます。
そして、バイトに行く度に迷惑を掛けていると嘆いては、また日数を減らす、
という行動しない自己欺瞞のループを繰り返すことになるのです。
人間にとって重要なことは、
理想を高らかに掲げて、
その理想と現実の間のギャップを嘆き、現実の自分を否定し、
それを言い訳に現実から逃避して行動しないことではありません。
人間にとって重要なことは、
たとえ理想を掲げても、
常に現実の自分ときちんと向き合い、
少しでも理想に近づけるにはどのように現実に対処すればいいのか、
そのことを考え、そのための行動をすることなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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