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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、夫婦の離婚の理由として、
『価値観が合わない』
ということがよく挙げられます。
しかし、この『価値観が合わない』という理由は、
考えてみれば、
とても矛盾しているように思われます。
たとえば、
夫婦の一方の親が、子どもの教育に対して非常に熱心であり、
もう一方の親がそれほど熱心でなかった場合、
本当に二人の価値観がまったく違うものであるなら、
この夫婦の間で、
子どもの教育を巡って争いが起こるとは考えられません。
なぜなら、
子どもの教育に熱心でない親は、そのことに興味がないために、
相手の教育方針に対してイチイチ口を挿むことがないからです。
また、そのことで相談されたとしても、
相手の意見に賛成することでしょう。
では、この夫婦の間で争いが起こるのはどんな場合でしょうか?
それは、お互いがお互いの意見を相手に押し付けようとした場合です。
つまり、
子どもの教育に熱心な親が、相手にも熱心になって欲しいと望んだり、
もう一方の親が、もっと子どもをのびのび育てたいと主張した場合です。
このとき、
二人の意見は違っても、その根底にある価値観は一致しています。
それは、
『相手を自分の意見に従わせたい』という価値観であり、
『相手との競争に勝つことに意味がある』という価値観です。
要するに、
夫婦の間で、あることを巡って争いが起こるのは、
常に自分の意見を相手に押し付けようとし、
そして、相手との競争に勝とうとする価値観が、
まさに一致しているからなのです。
もし、一方が競争に勝つことに価値を置いていたとしても、
もう一方が協力することに価値を置いていたとするならば
そこに争いが起こることはないのです。
二人がともに、
競争に勝つことに価値を置いている場合に、
つまり、
二人の価値観が競争という点で一致しているからこそ、
争いは起こるものなのです。
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