ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントのしらたきです。
さて、昨日、
『なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか』
というタイトルの本に出てくるある人物の自伝に関して記事を書きました。
(昨日の記事の詳細は、→コチラ )
もちろん、この本は、人物の自伝に関する本ではなく、
主たる内容は、人間の記憶に関するものです。
そして、タイトルにもなっている、
『なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか?』
という疑問については、
一つの仮説を唱えています。
それは、人間の記憶と時間との関係に関する仮説で、
人間の時間感覚は、記憶に影響される、
というものです。
つまり、
小さい頃や青年期には、私たちは、
「初めて」という体験をすることが多く、
その記憶は、強烈なインパクトとともに思い出となって強く残ります。
そのために、たとえば年末などに一年を振り返ってみたときに、
さまざまな思い出が蘇ってきて、
その一年が、とても長かったように感じるのです。
一方で、年をとってくると、
「初めて」という体験もほとんどすることがなくなり、
毎日、同じような日々を過ごすことが多くなります。
その結果、一年を振り返ってみたときに、
思い出される思い出がほとんどなく、
ただ、その年の正月のことを思い出すことぐらいです。
そのために、
「なんて、この一年は何もせずにあっと言う間に過ぎたのだろう」
というように錯覚してしまう、というのです。
要するに、
時間が速く過ぎるという人間の感覚を止めるためには、
思い出に残るような体験をたくさんする必要がある、
ということです。
そして、一年を振り返ってみたときに、
多くの思い出が思い出されるように、
今日という日を精一杯生きるということが、
大切だということなのでしょうね。
【参考文献】
- なぜ年をとると時間の経つのが速くなるのか 記憶と時間の心理学/講談社
- ¥2,520
- Amazon.co.jp
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
にほんブログ村
幸せになりたい方は、
幸せになるための気づきの思考法テキスト
「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください。
→コチラ
をクリックしてください。