幽霊退治 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、今日は、『子育てと親子の対立』の話を少しお休みして、


幽霊退治のお話しを。


今から数年前、


知り合いの女性から幽霊退治を頼まれたことがある。


幽霊退治、と言っても、


何も除霊をしてくれということではなく、


まあ、頼まれてもそれはできないが、


ただ毎日起こる怪奇現象を調べて欲しいということだった。


女性の話によると、その怪奇現象とは、


扇風機が何も操作していないのに突然動き出す、というのだ。


ときには、首まで回りだすらしい。


それが毎日起こるので、怖くて仕方ない、と言う。


どうやら、その霊は、イタズラ好きなようだ。


ゴーストバスターは、私の専門ではないし、


一人暮らしの女性の部屋に入るのもどうかと思ったので、


一旦は断ったが(本音は、少々怖かったからだが)、


そのときは友人を呼ぶから、と彼女が言うので、


そこまで頼りにされたのならやるしかあるまい、


と思って引き受けることにした(まあ、本音は怖いと言えなかったからだ)。


彼女のマンションに着くと、部屋の中はきれいに片付けられていて、


件の扇風機が、部屋の隅に静かに鎮座していた。


見たところ何の変哲もない扇風機である。


しばらくの間、扇風機を横目にちらちら見ながら、


彼女と私、そして彼女の友人の女性3人で話をしていたが、


扇風機は、一向に動く気配を見せない。


「人が多いので、今日は出てこないかな」


と彼女は安心したように話すと、テレビを点けた。


そうして、何気なくテレビを見ていた次の瞬間、


ついに扇風機が突然動き出した。


女性と友人は、


「キャッ」と悲鳴を上げると、恐怖に引きつった顔をして抱き合っている。


仕方がないので、私は、恐る恐る扇風機に近づき、


』と書かれたスイッチを押した。


すると、扇風機は止まった。


次に、『』『』『』と書かれたスイッチを順番に押していったが、


扇風機は問題なく動き出した。


原因がわからないので、もうしばらく様子を見ようということになり、


気分を変えるために再びテレビを見始めたそのとき、


扇風機がまた動き出した。


「何かがおかしい」、そう思ったと同時に、


その扇風機にはリモコンが付いていて、


リモコンでも操作できることを思い出した。


「あ、そうか」と気がついた。


原因は、テレビのリモコンだ。


扇風機が、テレビのリモコンに反応しているに違いない。


そう思って、テレビのリモコンを扇風機の方に向け、


いろいろと押してみると、


扇風機が動き出し、首まで回りだした。


怪奇現象も、原因がわかれば笑い話になる。


ものごとも同じことだ。


人は、危険を察知すると、


不安や恐怖という感情を呼び起こし、その場から自らを逃げ出させるようにする。


そのため、


不安や恐怖という感情は、ものごとの本質を人の目から奪ってしまう。


そうして、ものごとから逃げれば逃げるほど、


不安や恐怖はどんどん大きくなっていく。


そうなると、もはやそのものごとに対処することができなくなってしまう。


しかし、実際、ものごとの本質をわかってしまえば、


それは、恐れるに足りないものであることが多い。


勇気を出して恐怖に立ち向かえば


答えは案外簡単に見つかるものである


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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