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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、最近、
「ブスは嫌いだ!」
というその発言から話題になっている俳優がいます。
また、相手の男性に対して、
「気持ち悪い」
「ムリ」
と平気で公言して憚らない女性タレントがいます。
それが『笑い』だと勘違いしているようにも見えます。
他人の見た目を揶揄して笑いにするのは、
何も今に始まったわけではありません。
昔からある笑いの一つです。
しかし、最近は、どうも、
他人の見た目を揶揄したり、特定の個人を馬鹿にしたりする笑いが、
ほとんど主流になってきているように感じています。
そもそも『笑い』とは、
その場の緊張を緩和し、安心感を与えるために進化した、
と考えられています。
そのメカニズムとは、こうです。
私たちの祖先である原始の人類が、
ジャングルなどで、突然敵に遭遇したとします。
そのときは当然、
自分の身を守り敵を威嚇するために鬼の形相を相手に見せ、
いつでも攻撃できる態勢に入ります。
一瞬、相手との間に極度の緊張感が走ります。
しかし、それが、よく見ると、敵ではなく自分の仲間だった。
もちろん、それなら相手を攻撃する必要はありません。
そこで、
「今の威嚇は間違いで、
私にはあなたを襲う気はありませんよ」
という意思を相手に伝えるために、
鬼の形相から柔和な顔へと変化させた。
それが笑顔の原型だと言われています。
こうして、
原始の人類の間で緊張を緩和するために笑いというものが進化し、
私たちは、仲間と笑い合うことで安心感を得るようになったのです。
では、今の笑いは、
果たして人々に安心感を与えているのでしょうか?
他人の見た目を揶揄し、特定の個人を馬鹿にする、
そうして喜ぶことによってしか、
優越感に浸ることができない人たち。
今の人たちの笑いは、安心感を得るというよりも、
常に誰かを馬鹿にしていないと不安で仕方がない、
そのような不安からだた逃れたいためだけのものに過ぎないのです。
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