脳の活動から見た「ブランド力」 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。


心理コンサルタントのしらたきです。


さて、みなさんは、何か商品を購入されるときに、


どんなことを基準に買うかどうかを決めていらっしゃるのでしょうか?


価格でしょうか?


商品の品質でしょうか?


使いやすさでしょうか?


それとも、ブランドでしょうか?


人が商品そのものよりも、


その商品のブランドに強く惹かれることを『威光効果』と言います。


特に、私たち日本人は、「ブランドに弱い」などとよく言われます。


マーケティングなどでも、


この『ブランド力』ということがよく言われます。


消費者の方たちに、


「このブランドだけは特別だ」


と思わせるにはどうしたらいいか?


最近では、商品だけではなく、


地域自体や国自体の『ブランド力』も重要視されています。


この『ブランド力』を脳活動の観点から調べた有名な実験があります。


言わずと知れた、ペプシとコカコーラを使った実験です。


まず初めに、被験者にメーカー名を教えずに、


ペプシとコカコーラを飲んでもらい、


どちらが美味しく感じたかを答えてもらいます。


このときには、被験者の多くが、


ペプシの方を美味しいと言って選んでいます。


次に、同じ被験者に、


今飲んでいるコーラがどちらのコーラであるかを教えた上で、


ペプシとコカコーラのどちらが美味しく感じたかを答えてもらいます。


そうすると、被験者の多くが、


今度はコカコーラが美味しいと言って選ぶようになりました。


明らかに、ブランドが味に影響を与えたわけです。


これは、


かつて「ペプシチャレンジ」としてCMにも使われていたので、


ご存知の方も多いかと思います。


そうして、このときの脳の活動を調べてみると、


メーカー名を知らされずにコーラを飲んでいるときには、


味を査定するのに中心的な役割を果す脳領域が活性化していたのに対して、


メーカー名を知らされてコーラを飲んでいるときには、


この味を査定するのに中心的な役割を果す脳領域の活動を


抑制する脳の領域が活性化していたのです。


つまり、


ブランド力が味覚を狂わせていた、ということが、


脳の活動からも明らかになったということです。


かつて、『料理の鉄人』という、


鉄人と呼ばれる番組のレギュラー料理人に、


毎回著名な料理人が対決を挑むという番組がありましたが、


あれなども、この『ブランド力』によって、


審査員の味覚は、かなり影響を受けていたと思われます。


もし、どちらが作った料理かを知らせずに審査をしていれば、


果たして、鉄人があんなに勝利を収められたかどうか。


このように、


マーケティングで『ブランド力』を重要視する要因が、


脳の研究からも明らかにされてきています。


【参考文献】


ミラーニューロンの発見―「物まね細胞」が明かす驚きの脳科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)/マルコ イアコボーニ

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