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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、私たちは、
人に感謝の気持ちを表現するのがとても苦手です。
素直に「ありがとう」と言えばいいところで、
嫌味な言い方をしてみたり、
妙につっけんどんな応対をしたり、
あるいは、
「別にそんなことしてもらわなくても良かったのに」
と強がってみたりしてしまいます。
人が感謝の気持ちを素直に表現できないのは、
ここでもやはり、
相手に対する競争意識が働いてしまうからです。
『相手に感謝する』ということは、
立場的に言えば、
相手が上で自分が下という関係にある、
人は、そのように捉えてしまうのです。
そもそも人に感謝するのに、
上も下も優れているも劣っているもないのですが、
自分の能力に対する自己評価が低いと、
このようなことにも競争意識を持ち込んでしまうのです。
そうして、
相手に感謝して自分が下の立場になることに我慢できないのです。
そのために、
人に素直に「ありがとう」と言えなくなってしまうのです。
このときに利用するのが、
照れや恥ずかしさ、あるいは、きまり悪さ、
などといった感情です。
私たちは、このような感情を利用して、
相手に「ありがとう」と言うべきところで、
全く違う、むしろ真逆の行動を取ってしまうわけです。
人間とは、実に厄介な生き物です。
ところが、これが、みんなで感謝しようとなると、
みんながそうするのだから、という言い訳が、
変な競争意識を持つことを緩和してくれるので、
意外と素直に感謝の気持ちを表現できたりします。
その典型的なものが、
先週の日曜日の『母の日』であったりするわけです。
みなさんは、どのような形でお母さんに感謝の気持ちを表現されたのでしょうか?
この『母の日』に関しては、
その立役者となった人物の中で、
その起源を巡ってさまざまな葛藤と競争があったのですが、
それはまた、別なお話しとして書きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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