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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、みなさんは、ワインをよく嗜まれるでしょうか?
私自身は、それほどワインを飲むほうではありませんが、ワインには、それぞれのワインにあったグラスの形があるそうですね。
大きくは、「テイスティング用」「赤ワイン用」「白ワイン用」「スパークリングワイン用」の4種類に分類され、そこからさらに用途に応じて細分化されるようです。
たとえば、「赤ワイン用」には、「ボルドー型」と「ブルゴーニュ型」があり、「ボルドー型」は口径が広くて立ち上る香りを楽しむようにできており、一方、「ブルゴーニュ型」は少し横にふっくらとしてボウルのような形で、口が少しすぼまって香りがグラスの中で広がるようになっているそうです。
また、白ワインは冷やして飲むことが多いことから、「白ワイン用」のグラスは、赤ワインのグラスに比べて少し小ぶりになっていて、温度が上がりにくくなるように工夫されています。
あるいは、「スパークリングワイン用」のグラスにも縦に細長い「フルート型」と、横に広がった「ソーサー型」があります。
いずれにしても、ワインを一番おいしく飲めために、それぞれのワインの特徴に合うように工夫され、その形が追及されてきたようです。
(メールマガジン「アサヒワインコム」より)
私たち人間も、知らず知らずのうちに、それぞれの状況に応じてさまざまな顔を使い分けています。
親やきょうだいなど家族に見せるときの顔。
あるいは、子どもに見せるときなどの親の顔。
好きな人の前で見せる顔。
会社の同僚や上司などに見せる顔。
友達と一緒にいるときの顔。
苦手な人に対するときの顔や一人でいるときの顔、などなど。
私たちは、どのような状況やどのような相手にどのような顔を見せるのが一番最適かを、幼い頃からの学習と訓練によって身につけていきます。
そして、それぞれの状況に応じてさまざまな顔を使い分けているわけです。
それにも関わらず、私たちは、人間関係において多くのトラブルに巻き込まれてしまいます。
多くの場合、私たちは、トラブルを引き起こすのは相手の人間の態度にあると考えがちです。
「相手さえ、あんな態度を取らなければ…」
しかし、他者の態度に対してどのような顔を見せるのか、を選択しているのは他ならぬ自分自身なのです。
私たちは、常に、そのときの状況に相応しいと思う顔を自ら選択し使っているのです。
たとえば、嫌味なことを言う相手に対して、怒った顔を見せるか、それとも笑顔を見せるか、を選択しているのは自分自身なのです。
それゆえ、現在におけるさまざまな他者との関係を築いているのは、他でもない自分自身だと言えるわけです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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