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心理コンサルタントのしらたきです。
前回の記事の続きです。
(前回の記事の詳細は、コチラ をご参照ください。)
さて、前回の記事では、
「一生懸命頑張ってもうまく行かないことがある。それでもやるだけやったら満足できるでしょうか?」
と質問される方は、
『一生懸命頑張ったと思っていること』が、実際は、
決して『自分の能力を精一杯使うために努力していたことではない』
と無意識に分かっているのだ、ということを書きました。
では、なぜ、そう言えるのか?
たとえば、こんな経験をされたことがないでしょうか?
あれこれとやることが多く忙しく働いているときなどに、仕事をしながら
「やっぱり、例の件は先方に確認しておいた方がいいよな?」
などと頭によぎりながら、
「でも、時間がないしなあ。まあ、前にも頼んだことのあることだし、確認しなくても大丈夫だろう。」
と思ってそのままにしておいたところ、相手との間に認識の違いがあり、
まったく違う結果になってしまい失敗してしまった、というような経験です。
そして、このようなときには、後から、
「やっぱり確認しておけば良かった。」
と後悔することになります。そうして、
「何をするにも時間が足りない。一生懸命頑張っているのに、なぜこうもうまく行かないんだ!」
と嘆くことになるのです。
私たちは、ものごとがうまく行かなかったときには、大抵の場合、
「やっぱり、あのとき、ああしておけば良かった。こうしておけば良かった。」
「あのとき、そのことをせっかく思いついたのに」
などと言っては後悔します。
それは、そのときには、『どうすればその状況において最善を尽くせるのか』、そのことがちゃんと脳裏に閃いているからなのです。
しかし、そのときには、
「時間がない」
「邪魔くさい」
「やらなくても大丈夫だろう」
「人の真似などできない」
などと思っては、その閃きを打ち消しそのままにしてしまいます。
そうして、結局はうまく行かないのです。
そして、「一生懸命頑張ってもうまく行かない」と嘆くことになるのです。
つまり、私たちは、その時その時の状況において、自分の能力を精一杯使うにはどうすればいいのか、ということにはちゃんと気がついているのです。
しかし、それを時間がないことや他のせいにしてやらずにいるのです。
そうして、うまく行かない結果を招いているわけなのです。
要するに、多くの人たちが、『一生懸命頑張っていると思っていること』は、
決して『精一杯自分の能力を使うために努力していること』ではなく、
ただ『時間に追われるままにやらされていること』なのです。
私たちは、『時間に追われて、無理をしてやっていること』を
『一生懸命頑張っている』と思い違いをしているのです。
自分の最善を尽くすとは、ただ時間に追われて無理をすることではないのです。
では、自分の能力を使うために精一杯努力するとは、どういうことなのか?
この続きは、次回に書きたいと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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