依存とは、性格の問題ではありません。 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、先日、『依存傾向のある親は、依存傾向のある子どもを育てようとします。 』と題する記事を掲載したところ、いくつかご質問のコメントをいただきました。


その中に、


私の認識が間違えていたら教えて下さい。

好きな人が出来たら、自分がしなければいけないことをそっちのけで、好きな人一直線になってしまいます。

これは「依存してしまう」とは言わないですか?


というご質問がありましたので、今日は、もう少し依存に関してお話ししたいと思います。


そもそも依存とは行為そのものが依存的であるというわけではありません


たとえば、先のご質問の例で言えば、たとえ一時的には好きな人一直線になったとしても、その後、自分がしなければいけないことをきちんとするのであれば、それは優先順位が変更になっただけで依存しているとは言えません。


つまり、依存とは、その人が依存的な性格をしているために依存的な行動を取るわけではないのです。


人の行動には、原因があるのではなく、目的があるのです。


人は、本来自分がしなければいけないことを避けるために依存という行動を利用するのです


そこには、『自分には能力がない』という誤った自己認識があります。


そのような誤った自己認識があるために、自分に課せられた人生の課題を避けようとします。


その避けるために利用する方法が『依存』なのです。


依存とは行動しないために演じている自己欺瞞なのです


先の例で言えば、好きな人一直線になることによって、自分がしなければいけないことを常にしないでいるのなら、それは依存という欺瞞を演じることによって行動を避けようとしているのです。


そして、


「私は、好きな人ができるとその人だけしか見えなくなってしまう」


などと、行動しないことの言い訳として自分の恋愛を利用するようなら、それは依存という欺瞞です。


あるいは、


「私は、好きな人ができると、しなければいけないこともそっちのけで、好きな人一直線になってしまう。だから、ダメなんだ。」


というように自分を責めているのなら、それも行動しないことの言い訳として依存を利用している欺瞞になります。


このように『依存』とは、自分に課せられた人生の課題を避けるために行動しない言い訳として利用する自己欺瞞なのです


それゆえ、親が子どもに依存するのは、親が依存的な性格を帯びているからではなく、精神的に自立して一人の人間として生きることを避けるために、「いつまでも子どもの世話をしなければいけない」という言い訳として利用している自己欺瞞なのです。


そして、このような依存から脱け出し精神的に自立するためには、誤った自己認識を変えていく努力をする必要があるのです


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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