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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、先日来より、人が失敗を犯すのを過度に恐れるのは、『他人の評価が自分の価値を決める』という誤った認知の仕方をしているからだということを書いてきました。
詳しくは、関連記事『失敗したときの対処の仕方 』、『部下の失敗に対する上司の対応について 』をご参照ください。
そして、そこには『いつも認められなければならない』という『ねばならない思考』が横たわっているということも書きました。
しかし、そもそも『人から認められたい』、『人に認めてもらいたい』という『承認欲求』は、誰もが持っているものであり、それ自身が決して悪いということではありません。
『人から認めてもらいたい』と思うがゆえに、人は、努力することができるのです。
問題なのは、本来自分の『欲求』であるはずのものを、人が幸せになるには絶対に『必要』なものなのだと思い込んでしまうことにあるのです。
そのために、『人から認められたい』という『欲求』が、いつの間にか、『いつも人に認められなければならない』という『必要』へと変化し、『ねばならない思考』という不適切な思考に陥ってしまうのです。
この根底には、自分の能力に対する自信のなさが投影されており、その自信のなさを『他人からの承認』という不適切な方法で穴埋めしようとしているのです。
これはもはや『承認欲求』ではなく、『承認依存』なのです。
それゆえ、失敗を犯して他人からの承認を受けられなくなると、自分の自信のなさを穴埋めすることができず、
「自分はダメな人間だ」
という風に自らを責めて落ち込んでしまうのです。
そうして、失敗を犯すことを極度に恐れるようになるのです。
その結果、常に他人の反応に一喜一憂することになり、行動することを避け、他人の顔色ばかりを窺うことになってしまうのです。
このように、他人からの承認に依存していたのでは、決して幸せな人生を送ることはできません。
他人からの承認依存から脱却するためには、自分の本質と向き合うことが大変効果的な方法なのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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