自分を笑おう | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご機嫌いかがでしょうか?


心理コンサルティングオフィス ふくよしです。


今日は、ユーモアについてのお話です。


人が幸福な人生を送るためには、ユーモアのセンスを持つことがとても重要な要素となります。


これは、今流行りのなぞかけや親父ギャグの駄洒落を言って、その場のお茶を濁したり、あるいは、冗談を言って大笑いをする、というようなユーモアのことを言っているのではありません。


また、当然のことながら、他人の失敗を笑ったり、他人を馬鹿にしたりするというような類のものを言っているのでもありません。


ここで言うユーモアとは、『自分のことを笑える』ユーモアのことです。


ただし、『自分のことを笑う』とは、決して、自分のことを卑下して卑屈に笑うことを言っているのではありません。


これは、客観的に自分の行動を観察して、その矛盾していることを大いに笑い飛ばそうというものです。


人間の本質を理解し、自分の行動を客観的に観察できるようになれば、思わず『ツッコミ』を入れたくなるような行動がたくさんあります。


実際、人は、怒る必要のないときに怒り、


不安を感じる必要のないときに非常に不安を感じ、


怖れる必要のないときに異様に怖れ、


落ち込む必要のないときに極端に落ち込み、


イライラする必要のないときに常にイライラし、


焦る必要のないときに大いに焦るなど、


実に多くの矛盾した行動を取っています。


これについては、野田俊作さんの著書「アドラー心理学トーキングセミナー」で紹介されている例が分かりやすいかも知れません。


例えば、誰でも、一度や二度、朝寝坊して会社などに遅刻したという経験があると思います。


そんな時には、慌てて飛び乗った電車の中で、目的の駅に到着するまでとても焦ってイライラしていたのではないでしょうか。


途中の駅に止まって電車のドアが開くたびに、「もっと早く降りろ!」とか、「いつもより長く開いているんじゃないか」などと考えては、恨めしそうにドアを睨みつけていたと思います。


しかし、考えてみれば、これほどおかしな行動はありません。


なぜなら、どんなに焦ってもみても、電車の到着する時刻を変えることはできないからです。


焦ってイライラすることによって、少しでも電車が早く到着するのなら意味のあることかも知れませんが、そんなことが起こりえない以上、焦ってイライラするのはとても無意味なことなのです。


つまり、焦る必要などないのです。


しかし、人はこのような時には、とても焦ってイライラします。


それは、平然と遅刻することを悪いことだと思っているからです。


あるいは、焦ってイライラしているほうが、遅刻したことをとても反省している非常に良い人に見えると思い込んでいるからです。


だから、目的の駅に到着するまでのんびりと窓外の景色を楽しむことなど到底できないのです。


もちろん、わかっていながら毎日平然と遅刻をするのは、問題外の話しですが、たまに寝坊したのなら、それはそれで仕方のないことなのです。


このような場合には、会社に到着した時に、遅刻したことを真摯に謝罪し、そして、そのことをその後の仕事によってどのようにカバーしていくかが最も重要なことであって、会社に着くまでの間は、急ぎはしても焦る必要などまったくないのです。


ましてや、焦ってイライラしていることが、遅刻したことを反省していることにはならないのです。


このように、自分の本質を理解し、自分の行動を客観的に観察することができるようになれば、思わず笑ってしまうような行動をしていることに気がつくことができます。


そして、自分の行動を笑うユーモアのセンスが持てるようになれば、明日を生きる勇気がふつふつと沸いてくるのです。


もっと詳しく知りたい方は、


幸せになるための気づきの思考法テキスト

「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください


コチラ をクリックしてください。



最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


心理学教育の必要性と気づきの思考法を広める活動をしています。


よろしくお願いします。


にほんブログ村 哲学・思想ブログ 心理学へ

にほんブログ村