私たち人間は、あることを評価したその瞬間、相対的な”差”という概念が生まれる。
これが”感情”の正体なのです。
例えば、その感情が怒りであれば、その感情に、後押しされるように、行動にスイッチが入る。
今、行動をせずに、この高揚を抑えることができようか!
他方、評価は、思考から生まれる。
思考とは、認知という基礎の上に成り立ち、その認知は、信念を作る要素となる。
これが、学習と訓練です。
そして、あらゆる場面で、信念が、その時、私はどうするのか?と思考し、行動を決めているのです。
そして、あたかもそのような目標があるかのように振舞う(行動)ということなのです。
無気力とは、
限りなく高い目標を持った人が、
例えば、限りなく劣っているという自己評価から生まれるのです。
そして、困難に立ち向かう勇気を失った時
人は、行動をしないことで、(安易に)目標を達成しょうとします。
やる気がないという感情は、もっとも困難な目標を達成するための行動を援助し、
それがもっとも正しい行動だと信じさせてくれるでしょう。
つまり、行動しないのは、私は、無気力だからと思うのです。
それは、まるで、限りなく高い目標の前に、立ちすくむように、振舞うのです。
そして、私は、誰よりも困難な状態であることを態度でアピールし続けるのです。
つまり、私はもっとも高い目標にチャレンジしているのだ!
これが、無気力だという人は、今できることからでも行動しない理由なのです。