今日は、心理分析(プロローグ分析)をします。⇒詳細はこちらの記事です。
心理分析は(カウンセリングでもそうなんですが)、わかっていることと、気づいていることとは違うことに、気づかなければ、価値がわかりにくい特徴があります。
ニュアンスだけの違いに感じるかもしれませんが、全く違います。
とても重要なポイントです。
例えば、貧乏ゆすりをしていることを、自分はわかっていることと、自分は気づいていることは違います。
子どもに口うるさく言うことを、自分はわかっていない。自分はわかっている。自分は気づいている。とは違います。
※もう少し詳しく書くと、以下のようになります。
わかっていない⇒良いことだと思い、アドバイスをしている。⇒行動をやめない。
わかっている⇒うるさいと感じるかもしれないけど、(良いことだと思い)アドバイスをしている。⇒行動をやめない。
気づいている⇒相手に、アドバイスにはなっていないことがわかっている。つまり、口うるさいと思われるだけだと気づいているということになります。⇒今のやり方を変えて、他の方法(行動)をする。
つまり、わかっていないは、わかっていても、気づいていなければ、
わかっていない=わかっているなのです。
(わかっている≠気づいているなのです)
※追加解説をします。
子どもに注意して、その注意を、できるまで言うのは、”わかっていない”と”わかっている”が違うことに気づいているからです。
つまり、わかっていたら、そのような行動をするはずだと思っているから何度も言うのです。
私は、気づきとは、人間なら誰もが持っている与えられた特性であり、その特性が活かれている状態が、”思考=未来志向の行動”ができている状態だと考えています。
これが、心理学的思考法なのです。