不倫する女-もうひとりの自分-の続きの前に、小休止的ネタ記事です。→記事はこちら
最近の話題として、経営コンサルタントの勝間さんに、精神科医の香山さんが噛み付いたことでしょう。
- 勝間さん、努力で幸せになれますか/勝間 和代
- ¥1,050
- Amazon.co.jp
勝間氏と香山氏の討論会が雑誌でも取り上げられていました。
この論争に、私も勝手に絡んでみたいと思います。(笑 絡むの好きです。
お得意の心理学的思考法で考えてみます。
私が理解している範囲で、お二人の、幸福に関る人生観を、簡単にまとめると以下のように思いました。
▼
勝間氏は『人間(特に女性のことを指しているように思う)が、幸せになるためには、独立して生きていける状態になること。そのためには、独立して、年収(600万円以上)稼げる状態になること。』
香山氏は『人間は、幸せになるために、頑張り過ぎている。頑張らなくても、成功しなくてもいいじゃないの。的な感じで、それが、不幸にしている。かえって幸せから遠ざかっている。』
人が幸せになるには、”状態”か、”精神”か的な論争なので、実に面白い(これは、私の意見)
※お金か、心かって感じでしょうか?
では、視点です。
勝間さんは、経済、会計。→その背景:経済や会計などを中心に勉強をしてきた。
香山さんは、精神医学、心理学。→その人物の背景:精神医学、心理学などを中心に勉強してきた。
学んできたことが、人生成功哲学になるように感じますが、どうなんでしょうか?
主体者は誰だ!ってことに、きちんと気づき、主体者を主語として、思考します。
まさか、私以外の人が、私を動かして、勝手に学んだわけではありませんから(笑。
私は、その学問を勉強することを選択し、決断した。ということです。
→つまり、人生哲学があって、その学問を勉強することにした。ということです。
この人生哲学の違いは、何なんでしょうか?
人生は、目標に左右される前に、その目標を決めたベースになっているものがあります。それが、認知であり、その基は、信念です。
つまり、人生は、信念に左右されるということです。
※良い、悪いという意味ではありません。評価しないように注意下さい。しかし、勝手にひとりで、生きているわけではありません。
これを、正確に言い直すと、
”自分の信じていることに向かって生きている。”これが人生です。
しかし、人間は、ひとりで勝手には生きていません。
つまり、社会という人間関係の中の一人称として、生きています。私とは、あなたがいるから私が私となる関係です。
だから、社会の中で、自分に問題が発生します。
それは、自分が信じいていることと違うこと(社会)にぶつかるからです。
その時に、人間は、自分の信じいていることを変えるのではなく、社会を歪ませて、その問題を解決しようとします。
⇒ポイントです。これが、人の根本の争点です。
例えば、会社に遅刻しました。上司に怒られた。
→今は、フレックスという便利な勤務形態がある。いつまでも効率の悪い方法をしているこの会社はダメになる!と腹を立てた。
→なんで、俺が、バカな上司の命令に従わなければならないんだ!
→仕事で挽回して、この汚名を取り返そう!
→悲しい。。。私は、こんなことさえできない。私は、この仕事が向いていないのも。。。と転職を考える
→会社が嫌いだから、遅刻をするんだ。早く独立して、好き勝手に生きていこう!
そして、そのベースの上に成り立っているのが、社会の顔です。つまり、人格です。
先ほどの例に挙げた内容は、すべて、会社員としての顔です。(あるいは、部下としての顔です)
会社に、遅刻しているにも関らず、経営者の人格になれば、こんな意見を言う人がいます。”私が経営者なら、生産性があがらない勤務形態など止めてしまえ!”
家に帰れば、主人としての顔、父親としての顔があります。父親の顔として、叱ったり、褒めたしていると思います。
つまり、勝間さんは、経営コンサルタントという人格で、思考を統一しようとします。これが、もうひとりの自分、ペルソナです。
経営コンサルタントが、お金では、幸せになれませんなどと、口が裂けても言えません。口が裂けたらけたら、しゃべれません(笑)
香山さんも、まさか、精神科医でありながら、原因は、あなたは貧乏だからです。お金さえあれば、悩み解決です!。なんてこと、口が裂けても言えません。私も同じ冗談は書きません(笑
このまま、経営コンサルタントと精神科医というペルソナが、議論しているので、ふたりはかみ合わないと、いうことです。
⇒これが議論の争点となっています。後で解決方法で出てきますので、覚えておいてください。
車は、エンジンが大事なのか?タイヤが大事なのか?、どっちが大事なのか!という議論と似ているかな??って感じか???。どちらも大事で、なければ、車は走りません(車の目的は、走れることだからです)
ここまでが分析ですが、これが分かれば、さらに、どのような解決方法で、議論を広げれば面白かったのか?私の意見を書きます。
その1つの方法に、ペルソナちゃんを使うのです。人間は、物語の中で、人格を合わせ生きようとします。
これは、人質犯人に、対して、警察がよくやる手です。お母さんを呼んでくるって方法です。
これは、人質と犯人という関係から、犯人の人格が形成されます。犯人⇔警察は、敵対しているので、耳を傾けません。だから、警察からは絶対説得されないのです。
人間は、乱暴な言葉を使うと、風紀が乱れると懸念するのは、人格を乱暴な態度に合わせるからです。
お母さんが、犯人に呼びかけて、犯人ではなく、親と子の関係、子供としての人格に変えたいからです。
※警察が呼びかけると、犯人の人格は、変わりません。(警察⇔犯人)
犯人も、幼かった頃は、母に従順だったはずです。さて、この手を使ってみましょう。
お母ちゃん!ごめん!許して!ママ!!って感じでしょうか?
経営コンサルタントや精神科医ではなく、女として、母としての、幸せが聞きたいのです。
※勝間さんも香山さんも、マスコミに見せる顔は、人格を経営コンサルタントや精神科医で統一しようとしてるので、その点を無視できるように質問する方がいいでしょう。
子供の頃の幸せについて、尋ねる方がいいかもしれませんが、???
例えば、母が寒かろうと言って、夜なべをして、作ってくれた手袋について、話をするとか。
その手袋は、お金では買えない!なんて、涙腺うるうる。。。なんてことにでもなれば、
(そんな話はあるかどうか?わかりませんが)
そうすることで、議論も、もっと有意義なものになったかもしれません。が読みたくもないかもしれません(笑。
勝間さんは、お金を稼げる状態に、香山さんは、”心”、”精神”に囚われすぎているように思うのです。囚われないようにしよとして、踏ん張っている状態。
どうやら、私も騙され、お二人の売上げに少しですが、協力をしてしまい、
この手の業種のマーケットにうっかり加担してしまっていたようです。(笑
あなたは、お金があれば、幸せになれると思うようになったのは、いつからですか?誰に教わりましたか?
あなたは、心が幸せにしてくれると思うようになったのは、いつからですか?誰に教わりましたか?
ここから発展させて、私たちに役に立つ情報(思考のヒント)を書きたいと思います。
今回は、長くなりましたが、小休止ネタだったので、続きは、不倫する女の続きを書いた後にします。