勝間和代VS香山リカ-心理学的思考法で考える- | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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マジで今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

不倫する女-もうひとりの自分-の続きの前に、小休止的ネタ記事です。→記事はこちら


最近の話題として、経営コンサルタントの勝間さんに、精神科医の香山さんが噛み付いたことでしょう。


勝間さん、努力で幸せになれますか/勝間 和代
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勝間氏と香山氏の討論会が雑誌でも取り上げられていました。


この論争に、私も勝手に絡んでみたいと思います。(笑 絡むの好きです。


お得意の心理学的思考法で考えてみます。


私が理解している範囲で、お二人の、幸福に関る人生観を、簡単にまとめると以下のように思いました。



勝間氏は『人間(特に女性のことを指しているように思う)が、幸せになるためには、独立して生きていける状態になること。そのためには、独立して、年収(600万円以上)稼げる状態になること。』


香山氏は『人間は、幸せになるために、頑張り過ぎている。頑張らなくても、成功しなくてもいいじゃないの。的な感じで、それが、不幸にしている。かえって幸せから遠ざかっている。』


人が幸せになるには、”状態”か、”精神”か的な論争なので、実に面白い(これは、私の意見)

※お金か、心かって感じでしょうか?



では、視点です。



勝間さんは、経済、会計。→その背景:経済や会計などを中心に勉強をしてきた。


香山さんは、精神医学、心理学。→その人物の背景:精神医学、心理学などを中心に勉強してきた。


学んできたことが、人生成功哲学になるように感じますが、どうなんでしょうか?


主体者は誰だ!ってことに、きちんと気づき、主体者を主語として、思考します。


まさか、私以外の人が、私を動かして、勝手に学んだわけではありませんから(笑。



私は、その学問を勉強することを選択し、決断した。ということです。


→つまり、人生哲学があって、その学問を勉強することにした。ということです。


この人生哲学の違いは、何なんでしょうか?



人生は、目標に左右される前に、その目標を決めたベースになっているものがあります。それが、認知であり、その基は、信念です。


つまり、人生は、信念に左右されるということです。

※良い、悪いという意味ではありません。評価しないように注意下さい。しかし、勝手にひとりで、生きているわけではありません。



これを、正確に言い直すと、


”自分の信じていることに向かって生きている。”これが人生です。



しかし、人間は、ひとりで勝手には生きていません。


つまり、社会という人間関係の中の一人称として、生きています。私とは、あなたがいるから私が私となる関係です。



だから、社会の中で、自分に問題が発生します。


それは、自分が信じいていることと違うこと(社会)にぶつかるからです。


その時に、人間は、自分の信じいていることを変えるのではなく、社会を歪ませて、その問題を解決しようとします。



⇒ポイントです。これが、人の根本の争点です。




例えば、会社に遅刻しました。上司に怒られた。


→今は、フレックスという便利な勤務形態がある。いつまでも効率の悪い方法をしているこの会社はダメになる!と腹を立てた。


→なんで、俺が、バカな上司の命令に従わなければならないんだ!


→仕事で挽回して、この汚名を取り返そう!


→悲しい。。。私は、こんなことさえできない。私は、この仕事が向いていないのも。。。と転職を考える


→会社が嫌いだから、遅刻をするんだ。早く独立して、好き勝手に生きていこう!


そして、そのベースの上に成り立っているのが、社会の顔です。つまり、人格です。


先ほどの例に挙げた内容は、すべて、会社員としての顔です。(あるいは、部下としての顔です)


会社に、遅刻しているにも関らず、経営者の人格になれば、こんな意見を言う人がいます。”私が経営者なら、生産性があがらない勤務形態など止めてしまえ!”

家に帰れば、主人としての顔、父親としての顔があります。父親の顔として、叱ったり、褒めたしていると思います。



つまり、勝間さんは、経営コンサルタントという人格で、思考を統一しようとします。これが、もうひとりの自分、ペルソナです。



経営コンサルタントが、お金では、幸せになれませんなどと、口が裂けても言えません。口が裂けたらけたら、しゃべれません(笑)



香山さんも、まさか、精神科医でありながら、原因は、あなたは貧乏だからです。お金さえあれば、悩み解決です!。なんてこと、口が裂けても言えません。私も同じ冗談は書きません(笑



このまま、経営コンサルタントと精神科医というペルソナが、議論しているので、ふたりはかみ合わないと、いうことです。


これが議論の争点となっています。後で解決方法で出てきますので、覚えておいてください。


車は、エンジンが大事なのか?タイヤが大事なのか?、どっちが大事なのか!という議論と似ているかな??って感じか???。どちらも大事で、なければ、車は走りません(車の目的は、走れることだからです)



ここまでが分析ですが、これが分かれば、さらに、どのような解決方法で、議論を広げれば面白かったのか?私の意見を書きます。



その1つの方法に、ペルソナちゃんを使うのです。人間は、物語の中で、人格を合わせ生きようとします。


これは、人質犯人に、対して、警察がよくやる手です。お母さんを呼んでくるって方法です。


これは、人質と犯人という関係から、犯人の人格が形成されます。犯人⇔警察は、敵対しているので、耳を傾けません。だから、警察からは絶対説得されないのです。


人間は、乱暴な言葉を使うと、風紀が乱れると懸念するのは、人格を乱暴な態度に合わせるからです。


お母さんが、犯人に呼びかけて、犯人ではなく、親と子の関係、子供としての人格に変えたいからです。

※警察が呼びかけると、犯人の人格は、変わりません。(警察⇔犯人)


犯人も、幼かった頃は、母に従順だったはずです。さて、この手を使ってみましょう。


お母ちゃん!ごめん!許して!ママ!!って感じでしょうか?




経営コンサルタントや精神科医ではなく、女として、母としての、幸せが聞きたいのです。

※勝間さんも香山さんも、マスコミに見せる顔は、人格を経営コンサルタントや精神科医で統一しようとしてるので、その点を無視できるように質問する方がいいでしょう。



子供の頃の幸せについて、尋ねる方がいいかもしれませんが、???


例えば、母が寒かろうと言って、夜なべをして、作ってくれた手袋について、話をするとか。


その手袋は、お金では買えない!なんて、涙腺うるうる。。。なんてことにでもなれば、

(そんな話はあるかどうか?わかりませんが)


そうすることで、議論も、もっと有意義なものになったかもしれません。が読みたくもないかもしれません(笑。


勝間さんは、お金を稼げる状態に、香山さんは、”心”、”精神”に囚われすぎているように思うのです。囚われないようにしよとして、踏ん張っている状態。



どうやら、私も騙され、お二人の売上げに少しですが、協力をしてしまい、


この手の業種のマーケットにうっかり加担してしまっていたようです。(笑



あなたは、お金があれば、幸せになれると思うようになったのは、いつからですか?誰に教わりましたか?

あなたは、心が幸せにしてくれると思うようになったのは、いつからですか?誰に教わりましたか?



ここから発展させて、私たちに役に立つ情報(思考のヒント)を書きたいと思います。


今回は、長くなりましたが、小休止ネタだったので、続きは、不倫する女の続きを書いた後にします。