自分以外の人になろうとする人がいる。
今は、そのような人はたくさんいる。
なぜ、自分ではない、自分になるためにわざわざ悪戦苦闘をするのだろうか?
そして、わざわざ自分で、悪戦苦闘をして、悩むのだろうか?
巷には、それに関する情報が溢れています。
私たち人間は、魔法使いにでもなりたいのだろうか?
心理学分析と考察をしたいと思います。
私は、人の心理、精神活動が、人の人生そのものに大きく影響を与えていると考えています。
歴史の父と言われているヘロドトスは『人間の心情はその運命である。』と述べています。
だから、もし悪戦苦闘をして、悩んでいるならば、その意味を理解することは、とても大切だと思っています。
現在の心理学は、人の進化、つまり脳の進化と密接に関っていると考えています。
※実際、心の仕組みと人の進化(脳の進化)は密接に関っていると考えているようです。
従って、創成期の心理学は、修正しなければ、適応していないこともあると思っています。
だから、ひとつの心理学の歴史として学ぶことは問題がありませんが、それを、そのまま全てを受け入れることは、私は、あまり望ましいとは思っていません。
心理学では、人の生の問題、例えば、学校、職場、夫婦、親子等の人間関係の問題や心に関する多くの問題が、”それは、あなた自身に問題があり、自分自身で作り出しているのです。”と言われても嫌でしょう。そして、そんなことを受け入れ、認めたくもないでしょう。
人は、そんなことではない方法論で、解決したいと思うでしょう。それを探し求めるでしょう。
そして、その方法で、人生をより善いものにしたいと思うものなのです。
人の心理と進化は密接に関係しています。
人間は、ある目的を行動することで解決してきました。それが進化です。生存競争をして、進化してきたのです。そして、脳は目的を持って進化してきたのです。
だから、人は、行動するには理由はいらないが、行動をしないには、その理由がいるようになったのです。つまり、それが、自己欺瞞という心理なのです。
行動しないということを選択するには自分をだます(自己欺瞞)必要がいるようになったのです。
なりたい自分になるために悪戦苦闘をしている人は、そのような悩みのない人になるには、きっと何か特別な方法があるのだと信じる必要があるのです。
心理学は、自分と向き合い、自分と付き合う事を学ぶことができる1つの方法だと考えています。
今の自分と上手に付き合うのです。
神経質ではダメなのでしょうか?
気が小さくてはダメなのでしょうか?
ネガティブではダメなのでしょうか?...etc
実は、それには、理由があるのです。
それをもっと大事にして、その目的を見つけてみてはどうでしょうか?
自分のことを認めてあげ、自分と付き合う事を始めてみてはどうでしょうか?
世界でたった一人のあなたなのだから