第32陣ちびっこ開拓隊。ついに帰ってしまっただ・・・
みんな帰った後のキッズコムファームは、なんだかシンっとしているべ
最後に・・・
おらからみんなに伝えたい事がある。
ち~と長いが、最後まで読んでくれ
第32陣ちびっこ開拓隊。集まったのは16名のチャレンジャー達。
初めて参加するチャレンジャーも沢山いたな
最初はなんだか不安げな様子で・・・
『ママに会いたい。寂しい・・・』って、たっくさん泣いたよな。
でも泣く度に、『泣くな頑張るしかないいんだ』って言われて、ぐっと歯を食いしばるお前たち
そんなことを繰り返しているうちに、
『頑張るしかないんだ!』って、前に進むことを覚えた。
純粋に・・・素直に・・・進み続けたお前たち。
そして、石の家の土台作りと畑の柵作り、二つのミッションを達成させた
本当によくやったな。おめでとう
でもな、おらは・・ミッションを達成したこと、すげえ大事だけど、
おらはそれに向けて、お前たちが頑張り続けたことに感動してんだ
よくがんばったな、お前ら・・・
そうなんだ。お前ら見てて毎回思うんだが、いつもお前らちびっこ達は泣きながら最後まで頑張る。
「もう嫌だ」って言いながらも、叱り、勇気づけると、そして仲間達の励ましもあって、やる気を取り戻して、頑張るのさ
最近は大人の方ががんばれねぇ
頑張れねぇ大人が増えているのは悲しいべ。。
お前ら見ていると、本当は出来るのに、やらせてねぇんじゃないかなって思うんだ。
最近はさ、‟自分の好きなことをさせる”とか、‟本人の意思を尊重する”とか、‟本人のしたいことをさせる”のが、良いんだ、っていうような教育観があるけど、おらは実際にお前たちと関わって思うんだ。
そんなこといってたら、まだやってない事や、まだ出来ない事や、嫌いだっていう事、は絶対にしないよな
ちびっこなんだから知っている世界は狭いのさ
だから大人が勇気をもって、考えて、そんな辛いことだってやらせてみることで、新しい世界を知り、大きな力が付いて大人になっていくんだよ。
人間にとって自主性は大事さ。‟自らの意志で動く”そんな大人に育てないといけないからこそ、小さいときは、やりたくないことも辛いことも、知らないことをいっぱい経験させるべきなのさ。
でも、小さいからやったことねぇことは、皆しんどいのさ。しんどくて当たり前さ
それに、ちびっこに与える目標も自分たちが考えたもんじゃねえ。
おらたちファームにいるスタッフで、お前たちに経験してほしいことを勝手に考えてんのさ
そういう意味じゃあ、他人から与えられた目標をやらされてんだよ
でもさ、そういうことを、沢山小さい時に経験すれば、達成することの喜びを知る事ができるのさ。
自分が出来ないことを、出来るようになることを知るのさ。
そういう経験を沢山積んできたら、‟ぼくにはこんな経験がある”、‟出来ないこともやってきたんだ”、‟好きじゃないことも好きになった”、‟もっと大きな世界がある”、‟まだまだ知らないことがある”・・・。
そんな風に感じながら、高校生や大学生になり、徐々に大人に近づいたその時にこそ、お前たちは、きっとこんな風に思うはず。
「だったら自分の目標は、自分でたてたい」って。
そうさ、そうやって自分の意志で行動し、自主性のある大人に育つのさ。
小さい時に、「自分の意志を尊重しろ。」なんて、生優しいこと言ってたら、無理矢理させることがないから、大人は気持ちが楽だろう。
でも、それで子ども達の可能性の芽を摘んでしまっては、出来ない大人になってしまう。
おら思うんだ。小さい頃は、そういう経験を、辛い経験でも、出来ない経験をいっぱいさせる。
で、‟頑張れば出来るようになるんだ”とか、‟少しでも進むんだ”という経験をすることで、出来る人間を育てるんじゃなくて、やろうとする人間、未来を見る人間、自分の可能性を広げる人間を作りてぇと思うんだ。
もし、このミッションが成功しなくても、お前たちは絶対に学んでるはず
それは、柵が出来なかったとか、石の家が出来なかったとか、そんなこと本当は関係ねえよ
成功するために頑張ることにこそ意味があって、もし今回、成功しなかったとしても、それは、時間が限られているから出来ないのであって、もし、あと一日、半日あったらもっと凄いもんが出来たのさ。
大事なのは、『目標に向かって努力する事』。それによって、成長し、『出来るようになるんだって、学ぶ事』。
でも、辛かったけど、なんでそれが出来たか、分かるか
仲間がいたからなんだよ。励ましてくれる大人、叱ってくれる大人、一緒に目の前で努力する仲間達がいるから、やっぱり辛くてもやろうと思えただろ?
その経験があれば、これからお前たち、どんな辛いことがあっても、難しいことがあっても、出来ないことがあっても、絶対にやってみせるぞって思える、すげえ大人になるはずだ
おらたちも迷うんだ。みんなに辛いことばっかりさせて、もうやめさせようかな、かわいそうかな、出来ない事をさせて、あぁ、まだお前たちには無理かな・・・って。
でもそれで、おらが途中で諦めたり、目標を下げたり、あるいは手伝ってあげたり、そんな中途半端な優しさ見せてしまうと、本当は出来るはずなのに、そんな芽を摘んじまうじゃないかなって、そんな葛藤を感じながら、悩みながら、迷いながら、怒っていることもあるのさへへへ
手伝ってしまうと、出来なくなる。
もういいよって言ってあげると、やらなくなる。
それが、実は可能性をいっぱい秘めた子ども達の成長力やチャンスを摘んじまうんだ。
柵を作って、石の家を作ったお前たち、すげぇけど、でもそんなことより、仲間が頑張ってるからやろうとしてくれたこと、泣きながらもやり続けてくれたこと。あんな陽が落ちた寒い中で、凍てつくところで、それでも出来たんだっていう経験。それを感じて、素直に育ってくれたら、おらは本当に嬉しい・・
成長するにつれて、もっともっと、出来るようになって、体だけじゃなくて、心もでっけえ大人になった時には、絶対戻ってきてくれ
お前たちが作った村なんだから。
お前たちの涙も汗も、染みこんだ、この土地に胸張って戻ってきてくれ
そして、その時のちびっこ達に、言って聞かせてやってくれ
『泣くなちびっこ今は出来ねぇだけだやれば出来るんだ俺たちだって、同じだったんだ俺たちも泣きながらやったんだよ。へこたれるな』
・・・そんなすげえ大人の見本になる、大事な経験、したんだから
そうこの石の家の土台は、夏の開拓の勇者たちに繋がってんだ
せっかくこの土台作ったんだから、夏も絶対待ってるぜ
ファームの夏の景色は、また違う顔をしてる。
そこでもっと、とびきりの経験してくれ待ってるぜ
最後に父ちゃん母ちゃん
大事なめんこいやつらを、勇気を持って、おらに預けてくれてありがとう
ブログの写真もさ、泣いてる写真、寒そうな写真、いっぱいあったから、心配だったべ
でも、俺たちスタッフは自信をもって、それに見合うような愛情と、経験をさせたつもりだ
いや、不十分だったかもしれねえ。させようと思って真剣に取り組んだことだけは、自信がある
参加させてくれて、預けてくれて、ありがとう
また、めんこいちびっこ達に会えることを楽しみにしているべ
第32陣 春のちびっこ開拓隊。
勇敢な16名のチャレンジャー達
沢山の感動をありがとう・・・
私たちの想いと、子ども達の頑張りに共感して頂けたら!
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