12月初めごろより、
職場と同法人の施設で、
職員も含めて、
コロナ感染者が、
一気にではなく、
ポツリ、ポツリで出ていまして、
提携医療機関の医師より、
「祭りのようですね」
とのお言葉を頂きました。
現在、
グループホームの方にも、
少しずつ、
火の粉が、
飛んできております。
昨年初めごろに受けて、
コロナ対策の研修で、
「現在のフェイズは、
いかに、
感染者を出さないかではなく、
いかに、
感染者を増やさないかだ」と、
講師の先生が、
おっしゃっていましたが、
自分の法人では、
全くと言っていいほど、
初期対応がお粗末で、
封じ込めができていませんでした。
さて、
年末に、
休みに呼び出されて、
救急搬送される利用者さんの対応に、
当たりましたが、
搬送先の病院で、
利用者ご家族と一緒に、
担当医師の説明を、
聴きましたが、
医師の「こういう場合は、
普通、
段階を置いて説明するのですが」との、
前置きのあと、
早口で、
易抑のない、
的確な説明を、
聴きました。
インフォームドコンセントといって、
現在の医療では、
治療を受ける前に、
医師より、
本人、家族に、
最悪の事態も想定した、
詳しく、わかり易い説明を、
必ず行わなければいけません。
その医師の説明を受け、
私も、家族も、
結局、
本人の余命は長くなく、
積極的な治療を行わない方が、
本人に苦痛がなく、
余命が長くなりそうだということが、
分かりましたが、
私も、家族も、
難しい医学的な知識がなく、
チンプンカンプンでした。
でも、
インフォームドコンセントのために、
詳しく説明しただけで、
医師も、
結局、
積極的な治療を行わない方がいいと、
言いたかっただけだと思います。
いや、
この医師の話す、
早口で、
易抑のない、
的確な説明を聴いていて、
コミュニケーション能力の問題でなく、
すごく、
頭のいい方だと思いました。
今まで、
心理学関係の本をたくさん見てきましたが、
頭のいい人は、
相手にすごく気を遣って喋る方というのと、
早口で、
易抑のない喋りをする方というのを、
読んだことがあります。
今回のケースは、
上手なコミュニケーション能力とは、
ちょっと違いますが、
私も、
精神科を始め、
仕事でも医療機関に行くので、
名医と呼ばれる医師も知っていますが、
少なくとも、
今回の医師は、
知能がすごく高いと感じました。
あと、
知能と関係があまりないかもしれませんが、
ブランドタッチが、
めちゃくちゃ速かったです。
さて、
このような状況でしたので、
ご家族と数時間一緒に過ごしましたが、
こちらに落ち度があるわけでもなく、
また、
余命も長くなく、
積極的な治療もしないということなので、
かけてあげる言葉が、
全く見つからず、
逆にかけない方がいいようにも感じ、
私は、
ずっと黙って過ごしていました。
数時間の重苦しい雰囲気になか、
非常にくたびれましたが、
家族と別れたあと、
何だか申し訳ない気持ちになり、
後日、
ご家族に電話し、
詫びると、
「休みのなか、
長時間付き合っていただき、
ありがとうございました」とのことでした。
いや、
この言葉を聴いて、
私の気持ちを、
少し晴れました。
現在、
コロナの件はありますが、
今年も、
幸先よく、
スタートできそうです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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