幼児教室の現場から_電車やバスの中では席を譲る | 千葉県、茨城県私立小学校受験専門の幼児教室 キッズさくらカレッジ幼児教室 かおり先生のブログ

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こんにちは

小学校受験ママカウンセラー(の卵)かおり先生です。
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受験指導に関わってきて、感じたことを綴っていきます。

 

小学校受験は様々な分野からの出題があります。

 

ペーパー学習においては

 

記憶/数量/言語/図形/常識/推理

 

などなど。

 

この中の常識には、道徳観念を問うものがあり

 

「電車やバスのなかでしてはいけないことはなんですか?」という質問が来たり、ペーパーで悪い子の絵に印をつけて答えます。

 

 

キッズではペーパーを正解したからOK!

というこにはしません。

 

 

なぜその答えに至ったのか聞きます。

ぶっちゃけ、正解してもしなくても気にすることはありません。

こちらを自分の言葉で言えることのほうが大事だからです。

 

自分の言葉で言えるようになったら次からは必ず解けます。

 

 

 

 

以前あるK君がプリントにて

電車やバスの中で腰の曲がったお婆さんが席のそばで立っていて、その席に座っていた男の子に×印をつけました。

 

私「どうしてそう思ったの?」と聞くと

 

K君「席は譲るものだから」との返答

 

私「そか、譲るものか。誰に譲ったらいいのかな?」

 

K君「え??・・・・・・・おねえさんとか・・・・」

 

私「?お姉さんに譲るのはどうして?」

 

K君「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

 

というやり取りがあった。

 

 

元気なお姉さんに無理に席を譲る必要はなくて、立っているのが辛そうなお年寄りの方や、妊婦さん、怪我をしている人に席を譲るといいねという話をしてそのプリントは終えました。

 

 

この時は、プリント学習が机上の空論になっているな~と思って保護者の方に、公共の場でのマナーをもう一度ご確認くださいと伝えたのですが、授業中のK君の表情がずーーっとクエスチョンマークがついている様子が忘れられなかったのです。

 

 

なぜK君は不思議そうに私の話を聞いていたのかな

 

 

ほとんどの子は、「そっか~、そうだね」といって消化していくのですが、どうやら未消化の表情。

 

 

ここでポイントになるのが、思いやりの心

 

 

①立っているのが辛そうだなと、相手の感情を察して譲るのか、

 

 

②席を譲らないといけないと考えて譲るのか

 

 

私はにとって当たり前だった①の行動が、K君にとってはそうではなかったということです。

 

K君にとっては②の譲らないといけないから譲ると答えたのに、それ以上はないという様子でした。

 

 

 

その後の学習を通じて、なぜの部分が次第に言えるようになっていったK君

 

でも教えてもらうだけじゃ応用がきかない。

 

電車のなかで騒いじゃいけない、つり革にぶら下がって遊んではいけない

 

これらに対しての理由はまた出てこない。ダメだからとは言ってくれる。以下繰り返し

 

 

 

お母さんは、分かっていないハズがないと私を必死に説得しようとしてました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんがそういったからと子どもはいいます。

 

もちろん、車内広告でも「お年寄りや体の不自由な方に席を譲りましょう」といたるところにアナウンスされています。

 

 

知識だけ知っていてもだめなんです。

 

 

 

 

 

 

相手がこう思うだろう、こう感じるだろうという感情的な部分の感じる力がめちゃくちゃ重要なんです。

 

 

 

 

 

相手の心情を感じてこうしてくれたら嬉しいと思うかなと推察して動くことが思いやり

 

 

でね、この思いやりはどうやったら育まれるの?

 

 

ってなるでしょ

 

 

 

 

 

 

 

 

思いやりはね、思いやられることで生まれるんだよ。

 

地道に、こつこつと積み上げていくものなんだ。

 

 

赤ちゃんが泣いている時に、だっこしたり、おむつを替えてあげたり、おっぱいやミルクをあげたりしたでしょう。

 

赤ちゃんが泣いている気持ちにママや保護者が反応して、その原因を取り除て気持ちのいい状態にしてあげる。

 

これによってあかちゃんは共感的に理解してもらったと感じて情緒が安定して育っていく

 

 

 

赤ちゃんじゃなくなっても、子どもの体調が悪い時に「どうしたの?」と声をかけてあげで、布団で休ませたり、熱が出ていたら冷やしてあげで、お世話をする。

 

この時に、ものすごくたくさんの感情がママや保護者のなかで生まれて動いていくからそれを言葉にして伝えてあげることで子どもは今感じている安心感や不安感を言葉の概念と結びつけて表現できるようになるからね。

 

 

 

小さい子は自分の事を上手に表現できる子もいれば、できないこもたくさんいる。

 

その表現できなかった、言葉にできなかった思いをママが共感して

 

「こわかったね、寂しかったね、不安だったね」と言葉を添えてあげるだけで、わかってもらえた安心感で前を向けるから。

 

 

 

受験の内容に気を取られて、知識だけをぽんぽん伝えていると気持ちが置いてけぼりしちゃうことがある。

 

 

本当にわかっているかな?知識だけに偏ってないかな?と見つめ直すとささやかでも大切な事に気づく

 

 

だからね、プリントできてればいいでしょう!

 

って思い込まないでね

 

 

 

今のご時勢、どこの学校もプリントだけが出来る子なんて取らないよ

 

 

自分の意見が発表できて、人の話が聞ける子、自己肯定感の高い子を様々な試験で問うてくるから

 

 

なぜ?の部分を大事に育てていこうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
本日も最後までお読み下さりありがとうございました😊
 
かおり先生
 
 
 
 
 
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