ネタ提供ありがとうございます。
小児科は１５歳までしか受け付けないので
そこらへんから婦人科へ
デビューしてくるマドモアゼル多い印象。
小児科のセンセはやる気に満ち溢れ
患者さんに手厚い人格者であることが多く
そんな繊細なパラダイスから
ただれた産婦人科に来るなぞ、
なかなかの勇気がいる。
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Q. 10代の娘世代についてのアドバイスを下さい。
A. 怖くないよ。ほーら怖くない
（風の谷のナウシカの名場面）
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さて、マドモアゼル
おばちゃんの言うことようと聞き。
月経困難症の原因として悪名高い「子宮内膜症」デスガ
本来は、腹腔鏡か開腹術でもして
お腹の中を見てミランと
確定診断（＝真の診断）にはなりやせん。
もちろん、エコーでみてがっつり卵巣が腫れており
それで診断を付けることもあるけども
たいていは「臨床的子宮内膜症」、つまり
生理痛があったらそういう名前、
つけとこ。になる。大雑把
初めての生理が来た直後は割と
子宮がまだまだ小さく未熟で
それだけでも生理痛がひどくて
ついつい子宮内膜症、言いたなりますけどね。
ちなみにお腹の中を見ても見なくても
治療の内容はそんなに変わらないので
見切り発車でもOK牧場。
身長伸びきってしまうまでジエノゲスト、かーらーの、
低用量ピル、嫁に行くまで。
だいたいどこの婦人科もそれを推す。
え、嫁に行かないつもりだとう？？
そんなら飲み続けてOK牧場。
ピルを長年飲んでおけば
お肌もお腹の中もつるっつるでつややか。
別にやめんでいいと思います。
このだいばーしていの世の中、
自由に選択したらええです。
病気が隠れているとしたら、
子宮の形や腟の形が生まれつきちょっと変わっていて
それが原因でほんまもんの子宮内膜症を
ごく早期に発症するこもおるので
一度はきちんと骨盤MRIを撮影し
ちゃんとした診断をつけておくことをお勧めします。
お金かかるけど、おかーさん出してくれるやろ、
今なら。
ねね、マドモアゼル
女性が若い時から
「なにか困ったことがあったら
相談できるお抱えの医療機関」を
持っておくことは自己防衛として大事やで。
それはおかーさんに言われたカラ、ではなく
もう高校生やもの
自分でぼちぼち「必要やね」と分かる人でいてほしい。
実はね、そのために学校にいっておるのです。
何もいい大学に行くため
いい会社に行くためではないのYO。
あなたがあなたの人生を走るとき
その道順や目印、方角を間違えないように
勉強ってのはするんだYO
所詮、がっこうで教わることなんて
光がある方へひたすら走る
これだけや。
それからな
おかーさんはずっと
あなたと並走してくれるわけぢゃない。
いずれあなたはあなたが一緒に走りたい誰かを見つけて
おかーさんと袂を分かつ日がきっとくる。
もうすでに将来の夢や大事な秘密は
おかーさんじゃなくて一番の友達！にしてるでしょ。
おかーさんも知らないこと、いっぱい隠してると思うー
だっておばちゃんもそうやったし
おかーさんもかつて、そうやった。
そう、おかーさんも人間だものbyみつを、
愚かでか弱くいじらしい
ホモサピエンスの一人に過ぎないってこと
うすうす気が付いていらっしゃるでしょう。
なので、頼れる大人をおかーさん以外にも
できるだけたくさん作っておくことは
レディの嗜み、セーフティネットと心得よ。
えー
制服で帰りにピル取りにいくとか
まじめんどくさーい
言うてる場合か。
繊細なイキモノ診る方がまじめんどくさいわ 怒
それでもご縁があって
ずっとずっと外来に通ってくれているマドモアゼルが
やがてマダムになり
その年齢特有のお悩みや喜びを寄せ
紆余曲折の末、かわいい赤子を見せに来てくれたりする
そんなムネアツな出会いを
めんどくさい、はずかしいの
思春期病で片づけてはならん。
ちなみにあなたがはずかしーいぃ言うてる制服
どんなに願ってもいつか
忘年会の芸出しの時しか着用できなくなる日が来る。
10代は一瞬で終わる。
理不尽な世の中、早く大人になりたくて
焦ってしまうこともあるけども
まあ、おかーさんの庇護の下、
その理不尽の風も今はたいしたことない。
悲しいことや辛いことがあっても
寄りかかれる肩やすがって泣ける膝のあるうちに
おかーさんの心配にほどよく付き合い
良い婦人科を見つけておくように。
ええな？
おばちゃん待ってるで。